アマ伊藤、平塚は予選落ち 暫定首位にD.マッグレイン
2012年3月25日(日)午前8:38
16歳のアマチュア、伊藤誠道(杉並学院高1年)の欧州ツアー挑戦は36ホールで終わってしまった。
同ツアーのハッサン2世国王ゴルフ・トロフィー(モロッコ、パライス・ロイヤルG&オーシャンG)は現地時間24日、サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りを終了し第3ラウンドに突入。伊藤は第1ラウンドを1アンダー71とまずまずのプレーで終えていたが、第2ラウンドは強風のためスタートが遅れ、伊藤自身はスタートすらできずに丸1日お預け状態だった。
ようやく第2ラウンドをスタートできたこの日、3番でボギーが先行すると、9、13番でもボギーを重ねてしまう。15番で最初のバーディを奪ったが、またも16番でボギー。粘り強く17番をバーディとしたが、最終18番でボギーを叩いて3オーバー75。結局、第2ラウンドを終え通算2オーバー85位タイで予選落ちを喫した。それでも、ここで得た様々な経験は若い伊藤にとって大きな糧となるに違いない。尚、通算3オーバーで前日に予選ラウンドのプレーを終えていた平塚哲二も92位タイで予選落ちしている。
第3ラウンドは前日に続き、最終組が10番を終えたところで日没サスペンデットとなったが、暫定首位に立ったのは第1ラウンドで7アンダー65を叩き出したダミアン・マッグレイン(アイルランド)。第3ラウンドは10ホール終了時点で1つスコアを伸ばすに止まったが、それでも通算12アンダー。マッテオ・マナセロ(伊/14ホール終了)、ホセ・マニュエル・ララ(スペイン/10ホール終了)の2人に1打差をつけている。
18歳のマナセロは現在、世界ランキング61位。今季マスターズの出場権がないだけに、今大会終了後に同ランク50位以内に入って再びオーガスタの地に立つのが当面の目標だ。「(マスターズ出場の)夢はまだ生きている。そうなるようにベストを尽くすよ。まずは優勝を狙う。そしてマスターズに出られれば最高だ」と意気込んでいた。