112年ぶりにゴルフが正式種目に復活する2016年リオデジャネイロ五輪に向けて、中国勢が強さを見せつけている。

　欧州女子ツアーと中国女子ツアーの共催で、19の国と地域の団体戦（中国は2チームなので20組）と個人戦が平行して行われる世界女子選手権が現地時間2日、中国・海南島のミッションヒルズGC海口を舞台に開幕。日米両ツアーを股にかけ活躍しているシャンシャン・フェン（中）とダイアナ・ルナ（伊）の2人が6アンダー66をマークして首位を並走している。

　昨季、国内女子ツアーで存在感を見せたフェンが、スポーツや経済などで著しい成長を続ける中国の姿を象徴するように素晴らしいプレーを披露。大会側の思惑通り、最高のスタートを切ってみせた。また、団体戦でも中国チームが首位発進。2位に台湾チームがつけている。

　19の国と地域の面々が集結し、女子ゴルフの底辺の広がりを象徴するような今大会。米女子ツアーはオープンウィークだが、国内女子ツアーは開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントが開催されていることもあり、日本勢は出場していない。