上原は11位タイで終戦 27位タイの藍「お休みしたい」
2014年9月22日(月)午前9:37
米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックは現地時間21日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。7位タイで出た上原彩子は1アンダー71で回り、通算8アンダー11位タイと惜しくもトップ10入りを逃した。12位タイスタートの宮里藍は通算6アンダー27位タイだった。
上位フィニッシュが期待された上原は、1番で幸先良くバーディを先行させたものの、3番、5番でボギー。後半に入ると13番までに3つのバーディを奪い勢いに乗るかと思われたが、最終ホールでボギーフィニッシュ。ラウンド後は「自分の頑張り次第で上にいける位置だったが、流れを作ることが出来なかった」と悔しさをにじませた。結局この日は1アンダー71とスコアを伸ばし切れず、11位タイに終わった。
また藍は、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72と足踏みし通算6アンダー。12位タイから27位タイまで順位を下げ4日間の競技を終えた。ツアーはここから出場選手が限られるアジアシリーズに入るが、大会前の藍の賞金ランキングは84位。今大会では1万ドル強(11,094ドル=約120万円)しか稼げず、現段階でアジアの地でどの程度プレー出来るかかは微妙なところだけに、本人は事実上のツアー終了をほのめかした。
「4日間通して自分らしいプレーが出来たので満足はしているが、苦しい1年だった。シーズン通して思いの他、パッティングで苦戦した。初めてシード権(の確保)のことを考えながらプレーをして良い経験が出来た。普段とは違うプレッシャーとストレスがあり、日々それらをどう処理するかが課題だった」と不調に終わったここまでのシーズンを振り返った藍。最後は「エネルギーを使ったので、お休みしたいのが正直なところ」と胸の内を明かした。
その他予選を通過した日本勢は、宮里美香が1アンダー71で回り通算5アンダー30位タイ。同じく71でプレーした野村敏京は通算3アンダーで39位タイでフィニッシュしている。