R.マキロイ一歩後退、逆転賞金王に黄信号
2011年12月4日(日)午前10:33
逆転賞金王を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)だが、ムービングデーにスコアを伸ばせなかった。
今季残り2試合となった欧州ツアーの1戦で、アジアンツアーと共催のUBS香港オープンは現地時間3日、香港GCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日からトップを守ってきたマキロイだが、過密スケジュールに「心身ともに疲れが出た」と前半から我慢のゴルフを強いられた。バーディがないまま4番、5番を連続ボギーとすると、後半2バーディを奪い返すもイーブンパー70止まり。単独首位に立ったアルバロ・キロス(スペイン)に3打差の通算7アンダー単独5位に後退した。
「今日は良くなかったし、何も出来なかった。精神的に上位争いについていけなかったから何をやるにも苦労したよ」とマキロイ。それでも「こういう日もある」と気持ちを切り替え、「後退したけど、まだトップとは3打差。明日序盤にスコアを伸ばせれば優勝争いに残ることが出来る」と最終日の逆転Vに意欲を見せた。ちなみにマキロイは今大会で2位以内に入らなければ、逆転賞金王獲得の可能性が断たれる。
単独トップのキロスはツアー屈指の飛ばし屋。「ショットに関していえば文句はないし、飛距離のアドバンテージも活きていると思う。ただ今日はパットがあまりにも入らなかった」と3アンダー67のラウンドにも満足はしていない。
その他上位陣は、通算9アンダー単独2位にピーター・ハンソン(スウェーデン)が続き、この日5アンダー65の好スコアをマークしたY・E・ヤン(韓)が通算8アンダーで前日の13位タイから3位タイに浮上。しかし石川遼世代のダニー・リー(ニュージーランド)はイーブンパー70とスコアを伸ばせず通算5アンダー6位タイに後退した。
尚、日本勢唯一出場の市原弘大はすでに予選で姿を消している。