上原7位タイ浮上で「稼ぎたい」 藍12位タイ
2014年9月21日(日)午前8:44
米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックは現地時間20日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。10位タイでスタートした上原彩子は2アンダー70をマークし、通算7アンダー7位タイに順位を上げた。前日急浮上した宮里藍が通算6アンダー12位タイで続いている。
この日の上原は4番でバーディを奪うと6番でもバーディ。8番でボギーを叩いたが、9番でバーディを獲り返し前半を2アンダーで折り返す。後半は全てパーにまとめる安定したゴルフを展開。3バーディ、1ボギーの2アンダー70と2つスコアを伸ばし7位タイに浮上した。
最終戦のCMEグループ・ツアー選手権に出場するには、レース・トゥ・CMEグローブのランキングで72位以内に入る必要がある。大会前の上原のランクは72位タイとボーダーライン上にいたが、このままの順位で大会を終えると68位にまで浮上する。「チャンスをモノにして稼ぎたい」。最終戦出場を確実なものにするためにもここで更に上位に入っておきたい。
また、前日に67を記録した藍は、1番で長いバーディパットを決める幸先の良いスタート。2番をボギーとしたが、8番、9番で連続バーディを奪った。後半はパープレーで回り上原と同じ2アンダー70。この日はクラブ選択に苦労したというが、アンダーパーにスコアをまとめ「(最終日は)良い流れを作れるように頑張りたい」と口元も滑らかだった。
宮里美香はイーブンパー72でラウンドし、通算4アンダー20位タイとまずまずの位置をキープ。野村敏京も同じく72にまとめ通算2アンダー33位タイに踏み止まった。尚、もう一人の日本勢として出場した有村智恵は、初日の出遅れが響き予選ラウンドですでに姿を消している。