海外男子
遼、タイガーに勝った! 久保谷は2位タイ!
2009年7月17日(金)午前7:45
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石川遼がタイガー・ウッズ(米)を上回るスコアをマークすると、久保谷健一も負けじと怒濤のチャージで上位発進を切った。
スコットランドのターンベリー(エイルサ・チャンピオンシップC)で現地時間16日に開幕したメジャー今季第3戦、第138回 全英オープン。曇天(ときに快晴)微風の穏やかなコンディションの中幕を開けた第1ラウンドの注目は何といっても世界ランクNo.1のタイガーと同組で回ることになった石川の戦いぶり。これまで数々の記録を塗り替えて来た17歳は、大舞台にも臆することなく堂々のプレーを披露した。
大勢のギャラリーと報道陣に囲まれスタートした石川は1番を無難にパーで切り抜けると、2番パー4でセカンドショットをピンそばにつけて大会初バーディを奪取。その後バーディとボギーを交互に出しながらパープレー(3バーディ、3ボギー)で前半を折り返した。
一方のタイガーは2番でバーディを奪うも、3番でショットを乱してボギー。しかし7番でバーディを奪い返し、前半は石川より1打良い1アンダー34。ところが後半は、決まらないパットにイライラを募らせ、肝心な場面でショットを曲げてクラブを放り投げるシーンも。石川がバーディを奪った15番でボギーを叩き形勢が逆転し、16番の連続ボギーでさらに後退。石川が17番でバーディを奪い2アンダー68でホールアウトすると、その差は3ストロークまで開いていた。
「スコアほど内容は悪くない。1アンダーか2アンダーで回れていた」と、18ホールで『30』パットを費やしたことに不満を募らせたタイガー。対する石川は「スタートホールは緊張して、ティーにボールをのせる作業が難しかった」と言いながら、68位タイ(1オーバー71)に沈んだタイガーを尻目に、2アンダー68で21位タイの好スタートを切り、「これ以上ない滑り出し」と満面の笑みを浮かべた。「思ったよりリラックスしてプレー出来た。全体的にいいリズムだった」とメジャー初日、しかも憧れの人との初対決とは思えないほどの落ち着きぶりを見せた石川。地元では「タイガーとのデートを楽しんだ17歳」ともっぱらの評判だが、2日目以降も石川のプレーから目が離せなくなってきた。
その石川の上を行ったのがベテランの久保谷健一。ボギーを先行させ、14番まで3バーディ、3ボギーのイーブンパーペースだったが、15番でバーディを奪ってから波に乗り、16番で連続バーディ。17番パー5ではイーグルまで飛び出し、上がり4ホールで実に5つスコアを伸ばす猛チャージ。5アンダー65はトム・ワトソン(米)、ベン・カーティス(米)と並び、首位のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)に1打差の2位タイと絶好のポジションを確保した。
その他の日本勢は近藤共弘が1オーバー71で68位タイにつけたが、今田竜二は4オーバー74で120位タイ。矢野東が5オーバー75で131位タイ。メジャー初挑戦の池田勇太と小田孔明はともに6オーバー76で140位タイと大きく出遅れた。
スコットランドのターンベリー(エイルサ・チャンピオンシップC)で現地時間16日に開幕したメジャー今季第3戦、第138回 全英オープン。曇天(ときに快晴)微風の穏やかなコンディションの中幕を開けた第1ラウンドの注目は何といっても世界ランクNo.1のタイガーと同組で回ることになった石川の戦いぶり。これまで数々の記録を塗り替えて来た17歳は、大舞台にも臆することなく堂々のプレーを披露した。
大勢のギャラリーと報道陣に囲まれスタートした石川は1番を無難にパーで切り抜けると、2番パー4でセカンドショットをピンそばにつけて大会初バーディを奪取。その後バーディとボギーを交互に出しながらパープレー(3バーディ、3ボギー)で前半を折り返した。
一方のタイガーは2番でバーディを奪うも、3番でショットを乱してボギー。しかし7番でバーディを奪い返し、前半は石川より1打良い1アンダー34。ところが後半は、決まらないパットにイライラを募らせ、肝心な場面でショットを曲げてクラブを放り投げるシーンも。石川がバーディを奪った15番でボギーを叩き形勢が逆転し、16番の連続ボギーでさらに後退。石川が17番でバーディを奪い2アンダー68でホールアウトすると、その差は3ストロークまで開いていた。
「スコアほど内容は悪くない。1アンダーか2アンダーで回れていた」と、18ホールで『30』パットを費やしたことに不満を募らせたタイガー。対する石川は「スタートホールは緊張して、ティーにボールをのせる作業が難しかった」と言いながら、68位タイ(1オーバー71)に沈んだタイガーを尻目に、2アンダー68で21位タイの好スタートを切り、「これ以上ない滑り出し」と満面の笑みを浮かべた。「思ったよりリラックスしてプレー出来た。全体的にいいリズムだった」とメジャー初日、しかも憧れの人との初対決とは思えないほどの落ち着きぶりを見せた石川。地元では「タイガーとのデートを楽しんだ17歳」ともっぱらの評判だが、2日目以降も石川のプレーから目が離せなくなってきた。
その石川の上を行ったのがベテランの久保谷健一。ボギーを先行させ、14番まで3バーディ、3ボギーのイーブンパーペースだったが、15番でバーディを奪ってから波に乗り、16番で連続バーディ。17番パー5ではイーグルまで飛び出し、上がり4ホールで実に5つスコアを伸ばす猛チャージ。5アンダー65はトム・ワトソン(米)、ベン・カーティス(米)と並び、首位のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)に1打差の2位タイと絶好のポジションを確保した。
その他の日本勢は近藤共弘が1オーバー71で68位タイにつけたが、今田竜二は4オーバー74で120位タイ。矢野東が5オーバー75で131位タイ。メジャー初挑戦の池田勇太と小田孔明はともに6オーバー76で140位タイと大きく出遅れた。