フレッド・カプルス（米）の強さには、誰もが脱帽するしかないようだ。

　米チャンピオンズツアーのキャップ・カナ選手権は現地時間28日、ドミニカ共和国のプンタ・エスパーダGCを舞台に最終ラウンドの競技を行った。首位のコリー・ペイビン（米）に2打差の通算11アンダー3位タイからスタートしたカプルスは、2番から5連続バーディをマークしてあっさりペイビンを逆転。10番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、11番から再び5連続バーディを奪うと、17番でもトドメのバーディを沈めてコースレコードの10アンダー62を叩き出した。

　ペイビンも6アンダー66と健闘したものの、カプルスに通算21アンダーまでスコアを伸ばされてはお手上げ。今季から同ツアーに参戦するカプルスが早くも3勝目を飾った。本人でさえ「信じられない日だった。パットがどこからでも入った」と呆れ顔になる内容で、同ツアーデビュー以来4戦3勝。出場3試合連続優勝は、2006年のジェイ・ハース（米）に並ぶ記録となった。

　通算14アンダー3位にラス・コクラン（米）。ベルンハルト・ランガー（独）は5アンダー67でプレーしたものの、通算13アンダー4位タイに終わっている。