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海外男子

「タイガー起用は正しかった!」とF.カプルス主将

2011年11月21日(月)午前11:58

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 タイガー・ウッズ(米)をキャプテン推薦で起用すると早くから表明し、一部から痛烈な批判を浴びていた米国チーム主将のフレッド・カプルス(米)が「タイガーの起用は間違いではなかった」と笑顔で語った。

 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップ(豪州、ロイヤル・メルボルンGC)は現地時間20日、大会のクライマックス、シングルス12マッチを行い19対15(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、負:0ポイント)の4ポイント差で米国チームが4連覇を達成した。

 全34ポイント中、18ポイントを獲得したチームの勝ちとなる。そして決勝点というべき18ポイント目を米国チームに捧げたのが、アーロン・バデリー(豪)を4アンド3で下したタイガーだった。

「気分が良いね。自分より先に決着がついていて欲しいと思っていたけれど、自分の勝ち点がチームの勝利を決めることになって良かった」と重圧から解放され安堵の表情を浮かべたタイガー。

 そのタイガーと勝利の喜びを分かち合ったカプルスは「彼が戦う準備を整えていたことは知っていた。でもそれを大会前に公にすることは出来なかった。戦いぶりを見ればスイングも体調面も万全なことが伝わったはず。チームの勝利も嬉しいが、タイガーが復活したことを皆にアピールすることが出来て本当に良かった」と感激をあらわにした。

 大会前「タイガーを選んだのは間違い。全米プロゴルフ選手権チャンピオンのキーガン・ブラッドリーを出すべきだった」と舌戦を繰り広げた相手チームのキャプテン、グレッグ・ノーマン(豪)もタイガーの戦いぶりを見て「ステップアップしているのを感じた。今日の彼のパットは素晴らしかった。誰だってトッププロが苦しんでいる姿を見るのは辛い。一世を風靡したプレーヤーが復活して欲しいと願うのは当然だよ」と元世界No.1に敬意を表した。

 とはいえ2勝3敗の成績では完全復活とは言い難い。タイガーには来年のメジャーの舞台で他を圧倒するプレーを見せてもらいたいものだ。
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