直前に控えた第140回全英オープン（14?17日／英、ロイヤル・セントジョージズGC）の前哨戦となる欧州ツアー、バークレイズ・スコットランド・オープンが、現地時間7日にスコットランドのキャッスル・スチュワートGLで開幕。欧州ツアー勢を中心に、メジャーに向けて集まった世界の強豪たちが激突する。

　出場選手の中心となるのは、世界ランクNo.1、同No.2のルーク・ドナルド（英）とリー・ウェストウッド（英）の2人だ。5月の欧州ツアー、BMW PGA選手権ではプレーオフで直接対決。熱戦の末ドナルドが勝利を収め、同時に世界ランクNo.1の座を奪い取った。

　ウェストウッドにとってはリベンジの絶好の機会であり、悲願のメジャータイトルに向けてライバルたちに自分の力をアピールする場でもあるが、いつものようにマイペースで臨む。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのエドアルド・モリナリ（伊）も、昨年は3打差でダレン・クラーク（北アイルランド）を破り、勝利を収めた大会に自信を持って乗り込んでくる。コースは昨年のロック・ロモンドから新しい舞台に変わったが、当然、連覇を狙っている。

　他にはメジャー4勝を誇るフィル・ミケルソン（米）や、2008年の大会王者で昨年の全米オープン覇者であるグラエム・マクドウェル（北アイルランド）も参戦。さらに昨季の米ツアー賞金王のマット・クーチャー（米）や全米オープン2勝のレティーフ・グーセン（南ア）、地元の実力者コリン・モンゴメリー（スコットランド）、メジャー3勝のアーニー・エルス（南ア）らも顔を揃え、大会に花を添える。

　日本勢は、藤田寛之、平塚哲二の2人が出場。こちらもメジャー直前のひと暴れに期待。