シーズン初Vが遠かったケニー・ペリー（米）が逃げ切ってメジャー3勝目を達成した。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、リージョンズ・トラディション（アラバマ州ショールクリーク）は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートしたペリーが3バーディ、3ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ、通算7アンダーでシーズン初Vを飾った。

　昨年のシニアPGA選手権で井戸木鴻樹に逆転を許しメジャー初Vを逃したペリーは一念発起しその後、コンステレーション・シニアプレーヤーズ選手権、全米シニアオープンでメジャー連勝を成し遂げた。今回シーズンメジャー第1戦を制したことで、ペリーはゲイリー・プレーヤー（南ア）に続く史上2人目の年またぎメジャー3連勝を達成した。

　1打差の単独2位にマーク・カルカベッキア（米）が入り、通算5アンダー3位タイにトム・レーマン（米）、ジェイ・ハース（米）、オーリン・ブラウン（米）の面々。この日5アンダー67と爆発したトム・ワトソン（米）が通算4アンダーで前日の25位タイから6位タイに食い込み、ベルンハルト・ランガー（独）が通算3アンダー9位タイに入っている。

　初日から低迷していたフレッド・カプルス（米）はスタート時間に現れず失格。井戸木は今大会に出場していない。