世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー（米）が、約2か月ぶりに実戦へ戻ってきた。舞台はバハマのヒーローワールドチャレンジ。米ツアー外競技ではあるが、いきなり6アンダー「66」を記録し、首位に並ぶ圧巻のスタートを切った。

　休養明けでシェフラーが変えたのはドライバーだけだったが、その新ドライバーも含めショットは安定していた。4つのロングホールと攻めたいミドルホールを中心にバーディを奪い、6つのスコアリングホールのうち4ホールでスコアを伸ばした。本人も「いいプレーができた。もっと低いスコアで回れた感覚もあるが、競技に入ればブランクは気にならない」と手応えを語った。

　強さを裏付けるように、今年のシェフラーはメジャー2勝を含むシーズン6勝という成績を残した。直近15大会で最も悪い順位が8位タイという異次元の安定感を誇っており、その勢いは休養を挟んでも少しも落ちていない。事実、今回の大会でも18番までは41ホール連続ノーボギーを続けていた。大会はまだ始まったばかりだが、3連覇に向けて最高のスタートを切った。

（写真：Getty Images）