米国勢、メジャー4連勝なるか? 日本勢も37年ぶりのタイトルを狙う
2014年8月14日(木)午前11:29
米国女子ツアーの今季メジャー第4戦 ウェグマンズLPGA選手権が現地時間14日、ニューヨーク州モンローGCを舞台に開幕する。1955年の第1回大会から今年で60年。節目の記念大会は、昨年までの6月開催から8月開催へと変わり、会場も2010年以降舞台となっていたローカスト・ヒルCCからモンローGCに変更された。
昨年は3日目にトップに立ったインビー・パーク(韓)が上がり5ホールでまさかの3ボギーを叩いて後退すると、通算5アンダーで先に上がっていたカトリオーナ・マシュー(スコットランド)に並ばれプレーオフに突入。それでも3ホール目でパークがバーディパットをねじ込み、2005年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)以来となるメジャー連勝を達成。さらにその後の全米女子オープンも勝って、史上2人目となる開幕からメジャー3連勝の偉業を成し遂げていた。
女子プロ最強を決める大会は、ここ3年アジア勢(2011年ヤニ・ツェン/台、12年フォン・シャンシャン/中)が連勝。今大会もパークは優勝候補の筆頭に挙げられているが、今年は地元アメリカ勢も強さを取り戻している。
ここまでメジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権でレクシー・トンプソン(米)が勝ち、2戦目の全米女子オープンではミッシェル・ウィー(米)、3戦目の全英リコー女子オープンでも伏兵モ・マーティン(米)が初優勝を遂げるなど、ビッグタイトルで確実に結果を残している。今年は、ステイシー・ルイス(米)もロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1に返り咲いており、復権目指すアメリカと意地を見せたいアジア勢の対決に注目したい。
また、日本勢も今大会と相性が良く、1977年に樋口久子が今大会を初制覇。そこから37年メジャー大会の勝利は飾れていないものの、宮里藍は2006年と2010年大会で3位タイに入り、ここ2年も6位タイ、15位タイと好成績。他にも前週大会で優勝争いを繰り広げた野村敏京、宮里美香、上原彩子、有村智恵が出場し、悲願のビッグタイトル獲得を狙う。