レッスン
水巻善典、アゴの高いバンカーは右肩が下がらないように構える
2024年8月15日(木)午後1:50
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私が所属している兵庫県の鳴尾ゴルフ倶楽部は、ガードバンカーのアゴが高く、またそのバンカーが絶妙な位置に配されているので、バンカーが苦手なゴルファーに言わせると、「鳴尾は難しい」ということになるようです。
しかし、その一方で、それほど苦にしない人もいます。
そもそもゴルフというのは、ターゲットにボールを運ぶスポーツなので、グリーンの手前や奥にあるバンカーは、基本的に気にする必要はないのです。現に、「バンカーに入っても構わない」と思っていれば、入る確率も低くなるものです。
そこで今回は、アゴが高いバンカーを苦手としている人が、「入っても大丈夫」と思えるようになるアドバイスをしましょう。
実をいうと、アゴが高いバンカーは、“高い”と思った瞬間に、ミスをする確率がアップします。というのも、人間の習性として、自分の左側でものを高く上げようとする(まさにゴルフですね)と、自然と右肩が下がるからです。バンカーショットでも、右肩を下げて構えている人がたくさんいます。
しかし、右肩が下がると、自分がイメージしているところよりも右側にヘッドが落ちてしまいます。その結果、ヘッドとボールとの間に挟まる砂の量が増えるので、ボールは前に飛ばなくなります。
そのようなミスを防ぐためにも、上げようとしないこと。右肩が下がらないように構え、フェースを少し開いたら、ロフトを信じて砂の手前にヘッドを入れましょう。
今は58度や60度などロフトが大きいウェッジも扱いやすくなっているので、普通に構えて普通に打つのも一つの手。距離が落ちる分、少し大きめに振れば、簡単に脱出できます。
バンカーが苦手な人は、ぜひこの方法で脱出を試みてください。
(取材協力:兵庫県・鳴尾ゴルフ倶楽部)
水巻善典(みずまき・よしのり)
1958年8月27日、東京都生まれ。法政大卒業後、1984年にプロテスト合格。1989年の「関東オープン」でツアー初優勝を飾る。1993年、米PGAツアーのクオリファイングトーナメント(QT)に合格、翌年より一時PGAツアーに参戦した。同年の「バイロン・ネルソン・クラシック」ではプレーオフに進出(2位タイ)。国内ツアー7勝、シニアツアー3勝。現在はシニアツアーを中心に活動中。鳴尾ゴルフ倶楽部所属。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/8/9 発売号より転載)
しかし、その一方で、それほど苦にしない人もいます。
そもそもゴルフというのは、ターゲットにボールを運ぶスポーツなので、グリーンの手前や奥にあるバンカーは、基本的に気にする必要はないのです。現に、「バンカーに入っても構わない」と思っていれば、入る確率も低くなるものです。
そこで今回は、アゴが高いバンカーを苦手としている人が、「入っても大丈夫」と思えるようになるアドバイスをしましょう。
実をいうと、アゴが高いバンカーは、“高い”と思った瞬間に、ミスをする確率がアップします。というのも、人間の習性として、自分の左側でものを高く上げようとする(まさにゴルフですね)と、自然と右肩が下がるからです。バンカーショットでも、右肩を下げて構えている人がたくさんいます。
しかし、右肩が下がると、自分がイメージしているところよりも右側にヘッドが落ちてしまいます。その結果、ヘッドとボールとの間に挟まる砂の量が増えるので、ボールは前に飛ばなくなります。
そのようなミスを防ぐためにも、上げようとしないこと。右肩が下がらないように構え、フェースを少し開いたら、ロフトを信じて砂の手前にヘッドを入れましょう。
今は58度や60度などロフトが大きいウェッジも扱いやすくなっているので、普通に構えて普通に打つのも一つの手。距離が落ちる分、少し大きめに振れば、簡単に脱出できます。
バンカーが苦手な人は、ぜひこの方法で脱出を試みてください。
(取材協力:兵庫県・鳴尾ゴルフ倶楽部)
水巻善典(みずまき・よしのり)
1958年8月27日、東京都生まれ。法政大卒業後、1984年にプロテスト合格。1989年の「関東オープン」でツアー初優勝を飾る。1993年、米PGAツアーのクオリファイングトーナメント(QT)に合格、翌年より一時PGAツアーに参戦した。同年の「バイロン・ネルソン・クラシック」ではプレーオフに進出(2位タイ)。国内ツアー7勝、シニアツアー3勝。現在はシニアツアーを中心に活動中。鳴尾ゴルフ倶楽部所属。
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