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アイアンショットのタテ距離をピタッと合わせるには?

2023年12月6日(水)午後2:39

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 アイアンショットで大事なのは、ボールを飛ばすことではなく、タテ距離をピタッと合わせることです。特にショートアイアンでは、これが合うかどうかでバーディーが取れるかどうかが決まってくるわけで、ツアー選手の中には、方向性よりもタテ距離を合わせることに神経を使っている人がいるくらいです。

 アマチュアゴルファーの皆さんも、もっとタテ距離を合わせるための練習をするべき。自信がない人は、次のドリルをやってみてください。

 構えはいつもと同じ。そこからクラブを上げていくわけですが、フルスイングの少し手前、グリップがこめかみの辺りに来たら動きを止め、ダウンスイングに入ります。スイングは左右対称に。フィニッシュもグリップがこめかみの辺りに来たら止めましょう。

 このとき大事になってくるのは、構えで作ったグリップと胸の中心(首の下辺り)との距離が変わらないようにすることです。何気なくスイングをしていると、手元が身体に近づくことがありますが、常に“遠く”を意識しましょう。そうすると当てにいくことができなくなるので、すごく不安を感じるかもしれませんが、絶対に手元を身体に近づけないようにしてください。

 また、フィニッシュでも、手元を身体の近くに納めようとしないこと。左ヒジを畳まずにしっかり伸ばし、身体の幅の中にピタッと止めるようにしましょう。

 これらのことを意識することによって、腕と身体の同調性が高まります。また、手を使うことができなくなるので、その分、スイングの精度が上がり、タテ距離も安定してきます。

 この“肩から肩のスイング”で、それなりに飛距離も出るはずですが、この動きが身に付いたら、もう少しスイングを大きくしてみましょう。このときも、フィニッシュでは左ヒジを畳まないで、しっかり伸ばして大きなフィニッシュを意識。スイングが速くなると手で止めることになるので、いつもよりはゆっくり振るといいでしょう。

 また、人によっては、ボールが右に出ることがありますが、それは身体の開きが早くて手元が遅れている証拠。しっかり同調させれば、ボールは真っ直ぐ飛ぶようになるはずです。

 体幹をフル活用したこのスイング。自分のものになれば確実にスコアアップに繋がりますよ。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #58」より(放送・見逃し配信中)
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