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「ドライバーショットのつかまりが悪い…」 大事なのは深い捻転と同調

2023年10月25日(水)午後2:45

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 ドライバーショットで球がしっかりつかまらず右に飛んでしまうことが多い。レベルに関係なく、そういう悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

 そういう人のスイングを見ると、腕の動きがやや大きくなっているケースが目立ちます。

 スイングの順序でいうと、テークバックで右に体重が移動すると同時に手が上がっていき、トップでしっかり右に乗り、左足を踏んだあと腰がターンしながら手が下りてきます。このことからもわかるように、下から動いて、その動きが上に伝わるというのがスイングの正しい順序になっています。

 もちろん順序が間違っていたらスイングにならないわけですが、腕を使いすぎるとこの動きの中で微妙な狂いが生じます。

 特に多いのが、肩が回り切った位置からさらに腕を上げてしまうケースです。肩の回転に対して手が上がりすぎると、構えで出来た肩と両腕の三角形が崩れ、腕と身体が同調しなくなります。その結果、ダウンスイングでは振り遅れ、クラブがアウトサイドから下りてきてしまいます。

 これを修正するために、リラックスしたり、グリッププレッシャーを弱める人もいますが、それだけでは振り遅れは直りません。矯正のためには、しっかり肩を回すことと、三角形を崩さないようにすることが大事です。

 具体的には、テークバックでクラブが8時の位置まで来たら、そのあとは手を使わないで身体をねじり、手ではなく身体で深い捻転を作る動きが必要です。

 この動きを覚えるためのドリルを紹介しましょう。

 まず両手を胸の前でクロスして胸につけ、「しっかり身体が回っている」と感じるところまで身体を回してください。個人差がありますが、できれば左のワキが右股関節の上まで来るくらいしっかりねじってください。

 この動きを何度か繰り返したら、次に手の動きも加えましょう。まずはシャドースイング。このときクラブを握った形にするのではなく、両手のひらで直径10センチ程度のボールを挟むような感じで間隔を開け、スイング中、その間隔が変わらないように腕を動かしてください。

 最後にクラブを持って素振りをしましょう。深い捻転と同調が確認できたら実際にボールを打ちます。ドリルのイメージで身体を動かせば、振り遅れることなく、バックスイングで生まれたエネルギーをしっかりボールに伝えることが出来るはずです。

 ラウンドでもこのイメージを忘れずにスイングしましょう。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #56」より(放送・見逃し配信中)
 
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