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レッスン

「引っかけ」が出るときはカカト体重になっていないかどうかをチェック

2023年10月18日(水)午後5:54

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 ラウンドは月1~2回で、練習もたまにしかいかない。アベレージゴルファーの中にはそういう人も多いと思いますが、今回は、そういう人がよくやるミスの解決法についてレッスンをしましょう。

 よくやるミスというのは、ドライバーショットの引っかけ。いったん左に曲がり始めるとそれが収まらず、最後までドライバーが振れなくなったという話もよく耳にします。

 何故、そういうミスが起こるのか。

 練習が十分にできていなかったり、久しぶりのラウンドの場合、自らボールをつかまえにいきたくなり、つい遠くに立ってしまいがちになるからです。また、構えが不安定だとカカト体重になりやすく、「ボールから離れている」+「カカト体重」で、相当ボールから離れた構えになってしまいます。

 その結果、スイングが過剰なインサイドアウトになりやすく、これが引っかけのミスに繋がるのです。

 この問題を解決するためには、構えの修正が必要です。

 まず両ヒザを真っ直ぐ伸ばして立ち、クラブを正面に持ち上げて、骨盤から肩を前に出すように前傾姿勢を作ります。そして最後に両ヒザを軽く曲げます。

 前傾姿勢ができたら、両腕をダランと真下に垂らし、その垂らしたところでクラブを握ります。

 そうすると重心がかなり前、拇指球あたりに来て、ヘッドも身体に近づくはず。もしそれまでカカト体重で構えていたとしたら、ボール1個分以上はヘッドが手前に来ると思います。これが正しい構えです。

 さらに、スイング中もこのとき作った前体重をキープし続けると同時に、前傾姿勢を崩さないようにスイングすることが大事。この前体重+前傾姿勢をキープしたままフィニッシュまで振り切りましょう。

 それと、もうひとつ意識したいのは、余分な体重移動をしないこと。正しい軸回転でクラブを振りましょう。これに関しては、頭が動いていないかどうかをチェックするようにしてください。

「前体重」「前傾姿勢キープ」「軸回転」は、引っかけだけでなく、ほかのミスの原因にもなります。ミスが出たときはもちろんですが、久しぶりのラウンドなら、スタート前に確認しておくことをオススメします。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #55」より(放送・見逃し配信中)
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