IMGとの契約でL.コに更なる飛躍の予感
2013年12月20日(金)午後1:04
16歳のスーパースター、リディア・コ(ニュージーランド)が、世界最大のスポーツマネジメント会社「IMG(International Management Group)」と契約し、さらなる活躍を予感させている。
史上最年少の15歳で米女子ツアーのCNカナディアン女子オープン優勝を飾り、今年は同大会で連覇。2013年シーズン最終戦前にプロ転向した後には、ツアー競技ではないものの実力者たちがひしめく台湾女子プロゴルフ協会と韓国女子プロゴルフツアー共催のスインギング・スカート・ワールド・レディス・マスターズで優勝したばかりのコ。プロ転向当時はマネジメント会社もスポンサーも白紙のままだったが、巨大マネジメント会社と契約したことで、今後は用具をはじめとするさまざまな契約を結ぶことが予測される。
年々トップアマが若年化し、早いうちにプロとなることの是非が取りざたされて久しいが、その一方でアマチュアとして世界を飛び回って戦うのは金銭的に難しいのもまた事実だ。コの場合は、すでにロレックスランキング(女子世界ランキング)No.4でもあり、今までの誰よりも十分な実績を引っ提げてのプロ入りしただけに、賞金だけでも十分にやっていけるはず。
だが、これまでにアーノルド・パーマー(米)やグレッグ・ノーマン(豪)、タイガー・ウッズ(米)らをマネジメントした実績を持つIMGが間に入ることで、その可能性がさらに広がることは紛れもない事実。また、同社は可能性のある選手しかサポートしないことでも知られている。そのことは、ツアー仲間ならポーラ・クリーマー(米)やミッシェル・ウィー(米)、宮里美香、大山志保、比嘉真美子、男子ではパドレイ・ハリントン(アイルランド)、ルーク・ドナルド(英)、スティーブ・ストリッカー(米)、コリン・モンゴメリー(スコットランド)、マッテオ・マナセロ(伊)、ジェイソン・ダフナー(米)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)ら契約選手の名前を見れば明らかだ。
プロとなりマネジメント会社も決まって挑む2014年シーズンは、コ本人にとってもファンにとっても、大切で楽しみな1年になるに違いない。