15日、海外男子メジャーの全米オープンゴルフ選手権が幕を開ける。舞台は米カリフォルニア州のロサンゼルスカントリークラブ（7,423ヤード・パー70）。全米オープンがロサンゼルスで開催されるのは実に75年ぶりとなる。

　注目は前回王者のマシュー・フィッツパトリック（英）と世界ランキング2位のジョン・ラーム（スペイン）だ。マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで行われた昨年大会で米ツアー初優勝を飾ったフィッツパトリックは、2017年と2018年大会を制したブルックス・ケプカ（米）以来の全米オープン連覇に挑む。今年は4月のRBCヘリテイジで優勝し、前週のRBCカナディアンオープンは20位タイという成績だった。

　一方のラームは今季ここまで4月のマスターズトーナメントを含む4勝をマークし、フェデックスランクでは世界ランク1位のスコッティ・シェフラー（米）を抑えてトップに立っている。先月の全米プロゴルフ選手権は初日の出遅れが響いて50位タイと振るわなかったが、直近のザ・メモリアルトーナメント presented by ワークデイは16位タイ。ザ・カントリークラブでの昨年大会も12位タイに入っており、今年も上位争いに加わってくる可能性は高いだろう。

　また、昨年のマスターズ以来2度目のメジャータイトルを狙うシェフラー、9年ぶり5度目の四大大会制覇がかかるローリー・マキロイ（北アイルランド）、メジャー直近12試合でトップ10入り7度と大舞台に強いコリン・モリカワ（米）のプレーにも期待。パトリック・キャントレー（米）、ビクトル・ホブランド（ノルウェー）、ザンダー・シャウフェレ（米）、マックス・ホーマ（米）は悲願のメジャー初優勝なるか。

　さらに、ジェイソン・デイ（豪）、ジョーダン・スピース（米）、ジャスティン・トーマス（米）らに加え、LIVゴルフから大会2勝で先月の全米プロで優勝したケプカ、メジャーで全米オープンのみ優勝経験のないフィル・ミケルソン（米）、キャメロン・スミス（豪）、ダスティン・ジョンソン（米）、ブライソン・デシャンボー（米）らが参戦予定。日本勢は松山英樹、石川遼、永野竜太郎、桂川有人の4人が出場する。

（写真：Getty Images）