金谷拓実が国内男子ツアーのBMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ（茨城県／宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース）で国内メジャー初タイトル、ツアー通算4勝目を手にした。

ー最終日は長い一日だった

　3日目のサスペンデッドからのプレーでした。自分らしいプレーを続けようと思っていました。最終ラウンドはアマチュアの時から競い合っていた中島啓太選手とのラウンドで楽しみでした。

ー最終ラウンドを首位で迎えた

　先週のミズノオープンで優勝を逃したこともあり、自分らしいプレーを貫こうと思っていました。2月のアジアンツアーでは優勝できましたが、4月は3打差リードから優勝できなかったり、最終日であまり良いプレーができないことがあり、今週は積極的なプレーをしようと思っていました。

ー今日はティーショットが左に行くシーンも

　風が強いコンディションの中、ティーショットが乱れましたが、とにかく粘り抜こうと思っていました。

ー17番のセカンドショットはすごかった

（ティーショットが）左ラフに行ってしまったのでキャディさんはレイアップも考えたと思いますが、今週のテーマは積極的にプレーすることで、守ろうとしたら最後まで行けなかったと思うので、とにかく自分らしいプレーを心掛けました。

ー最終ホールについて

　最後は優勝者らしくしっかり決めて終わりたかったです。パーセーブができて良かったです。

ー表彰式でお母様の話をしていた

　昨年の夏に一時帰省していたとき、乳がんを打ち明けられて動揺しました。その頃は入退院を繰り返していましたが、僕の前では元気な姿を見せようとしていました。苦しい状況を僕には見せないですが、お見舞いに行ったときは苦しそうでした。僕も去年は苦しいシーズンでしたが、母の姿を見てまた頑張ろうと思いました。

ー先週のミズノオープンに駆けつけていた

　地元から近いので最終日に観に来てくれて、優勝して励みにしてくれたらと思っていましたが目の前で優勝を届けられませんでした。今週はこうして優勝できたので、励みになればと思います。

ー昨年の今大会は難しかったか

　昨年の宍戸ヒルズはすごく難しく感じました。今年も難しかったですが、去年の自信を失っていたときよりも、狭いところでもドライバーを握って振り抜けたので、そういう部分は成長したところだと思います。

ーアジアンツアーで優勝して日本でも好調をキープ

　2月のアジアンツアーで優勝できてから自信がつき、国内では優勝できていなくても上位でプレーできていたので、あとは最終日のプレーだけだと思っていました。今週も狙っていた試合なので優勝できて良かったです。

ー呼吸法を取り入れている

　緊張したりミスをすると心拍数が上がって、いつもと同じリズムで行動できなくなると感じたので、歩くスピードや水を飲むことなど普段の行動を一つ一つ見直して、ゴルフの時だけでなく普段の生活から意識しています。

ー7月の全英オープンへの弾みになる

　過去3回は悔しい思いをしている試合ですし、今年は優勝して波に乗っていると思うので自分のプレーをしたいと思います。

ー今後の目標は

　どの試合でも優勝を目指してプレーしたいです。そのためにはしっかり準備をしないといけないと思います。

(C)JGTO Images