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レッスン

飛距離を伸ばすためのヘッドスピードアップドリル

2023年5月3日(水)午後3:38

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 飛距離を伸ばすために、ヘッドスピードを上げようと努力しているゴルファーも多いはず。しかし、思い切り振っているだけでは、ヘッドスピードは上がりません。

 どうすればいいのか。そこで今回は、ヘッドスピードアップのための効果的なドリルを紹介しましょう。

 ドリルを始める前に頭に入れておいてほしいのは、このドリルはヘッドスピードをアップさせることを第一に考えたものだということ。普段の練習やラウンドでは、ボールをコース内に運ばなければいけないという考えが頭をよぎり、ついつい自分でセーブをしてしまいがちですが、今回は、限界の殻を破るということが目的だということを忘れないでください。

 さて、ドリルのスタートです。用意するのは素振り用のスティック。当たり前のことですが、振る物体が軽ければ軽いほどヘッドスピードは上がります。そして、それを何回も繰り返せば、重い物体に持ち替えてもスピードがガクンと落ちることはありません。不思議な現象ですが、このことは実験によって証明されています。

 まずは“体重移動”にポイントをおいて素振りをしましょう。

 普段よりもスタンスを広めにして構えたら、バックスイングで右足を踏み込み、トップでは右足1本で立てるくらい右に体重を乗せます。そしてトップからは、左足をグッと踏み込んでダウンスイングに入ります。

 今度はスタンスを狭くして構え、バックスイングを上げたときに左足を浮かせ、完全な1本足に。そしてダウンでは、左足を大きく踏み込んでダウン~フォロースルーとクラブを振っていきます。

 次に、スイングアークを大きくすることを意識しましょう。

 バックスイングではできるだけクラブを遠くにあげ、フォロースルー~フィニッシュでも遠くに振り抜くイメージで。クラブを遠くに持っていく感じで、限界までスイングアークを大きくしてみてください。

 最後は、スタンスを広くして、どっしり構えたところからスタートします。

 まずスタンスを広げて構えたら、ヘッドを少し浮かせ、そこから両ヒザをグッと曲げてヘッドを地面近くまで下ろします。これで構えは完了。この体勢から素振りを始めます。バックスイングではこの体勢を崩さず、ダウン~インパクトでは、股関節をしっかり使って、地面を踏んで伸び上がる動きになるようにします。

 仕上げとして自分のドライバーに持ち替えて、同じようにワイドスタンスで、下半身を落とした状態で構えてボールを打ちます。

 このような順番でボールを打つドリルをやれば、ヘッドスピードは確実に上がっていきます。何度もいいますが、ボールの行方は関係なし。とにかくヘッドスピードを上げることを意識して練習をしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #39」より(放送・見逃し配信中)
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