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レッスン

3パットしない!テンポを一定にすることで距離感を合わせよう 樋村隆二メソッド

2022年8月24日(水)午後2:39

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 今回は、パッティングストロークを安定させる方法についてレッスンしましょう。

 パッティングの際、「目標に向かって真っ直ぐボールを打ち出そう」と思っている人はたくさんいますが、そのことに集中しすぎて、テンポを崩してしまう人が多いように思います。

 ご存じのように、クラブスピードを操るのはテンポです。パッティングでも等速等圧が大事で、テークバックは速いのにダウン~インパクトで緩んだり、ゆっくり上げてダウンで急激に加速すると、ボールの転がるスピードが変わってしまいます。

 つまりパッティングの距離感は、振り幅だけでなく、テンポも影響してくるということで、テンポを一定にすることが安定したパッティングに繋がるわけです。

 では、どうすればテンポを一定にすることができるのか。

 まず大事になってくるのは持ち方で、パターを吊るように持つこと。そしてそのためには、両手の親指を地面方向に向ける感じで持つことをオススメします。

 また、グリップを持つ強さに関しては、パターを両手で挟むような力を加えるようにしてください。そうすることでグラつかない程度の力加減になって、振り子運動がよりやりやすくなります。

 それと、ストロークでは脇を締めて打つことも大事です。ただし、脇を締めて胸を張るのはNG。そうすると体に力が入り、手元が窮屈になるからです。

 理想は、前方から飛んできたドッジボール大のボールを胸で受け止めるときの姿勢。具体的には背中が少し丸まり、腕が前にある状態で、この体勢を作ることができれば脇も自然と締まり、腕の動きに頼ることなく体で振り子の動きを作ることができます。

 テンポに関しては、メトロノームの速さで90BPM前後が合わせやすいと思いますが、これを基準に自分に合ったテンポを見つけてください。

 最後に、距離感を身につけるドリルを紹介しましょう。

 カップまで1ピンの距離にボールを置き、カップの先60センチのところにスティック(クラブでも可)を横向きに置きます。そして、カップとスティックとの間にボールを止めるつもりでストロークをします。

 ラウンド前は、カップに入れる練習をしていると思いますが、ただカップに入れるだけでは強めだったのか弱めだったのかがわかりにくく、本当の距離感をつかめません。そういうことにならないためにも、止めたいところで止める練習をするようにしましょう。

 なお、この練習では、60センチオーバーまでで止める訓練をしますが、アマチュアゴルファーの60センチ以内のカップイン率は90%以上だとか。つまり、この練習を積むことで、3パット防止にも繋がるというわけです。ぜひお試しを。

★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season4 樋村隆二メソッド #4」より(放送・見逃し配信中)
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