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砂を打つことを理解すれば意外と簡単?バンカーショットのコツ 永井研史メソッド

2022年7月20日(水)午後3:41

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 多くのアマチュアゴルファーが苦手としているバンカーショット。なかなか脱出できなかったり、出るには出るけど距離感が合わないという人も多いのではないでしょうか。

 バンカーショットで大事なのは、安全に脱出すること。ここでいう「安全に」というのは、「バンカーから出ない」とか、「ホームランで飛びすぎる」といったことを避けることですが、これに関しては、バンカーショットの本質を知っていればわりと簡単にできるようになります。

 その本質とは、バンカーショットではボールを打たずに砂を打つということ。砂のクッション越しにボールにパワーを与えるショットなので、通常のショットのようにきっちりと打つ必要はないわけです。まずはこのことを理解しておけば、そう大きな失敗はしないはずです。

 次に距離の出し方ですが、これは、砂の質と取る量によって大きく変わってきます。

 例えば、砂を少ししかとらなければボールに伝わる力は大きくなってボールは飛びます。一方、砂をたくさん取れば、ボールに伝わる力は小さくなって確実に飛距離は落ちます。

 もちろん砂質にもよりますが、飛距離を抑えたいときは、ボールの10センチ前後手前からヘッドを入れる。逆に、飛ばしたいときは、ボールの1~2センチのところに入れればいいわけです。

 ただし砂の量を少ししか取らない場合は、飛びすぎを防ぐために多少インパクトの力を緩める必要があります。

 最終的にはピンまでの距離に合わせて、砂質を確認後、インパクトの力と砂の取る量を調整して距離感をつかむようにしましょう。

 また、打ち方ですが、たくさん砂を取りたいときは、カットされたメロンの実をスプーンですくい取るような感じで、ボールの周りの砂を取りましょう。一方、砂を薄く取りたい場合は、固めのカップアイスの表面にスプーンを当てて、上層部をガリガリと削り取っていくようなイメージでクラブを動かすといいでしょう。

 また、バンカーショットでは、砂の飛ぶ方向にボールも飛びます。だから、高く上げたいときはフェースを開いて砂を高く飛ばす、低くてもいい場合はフェースを開かずに打ち、砂を低く飛ばすようにしましょう。

 最後に、砂を打つ感覚が体感できるドリルを紹介しましょう。

 ボールの後ろ(飛球線後方)に砂の壁を作って打つ練習です。砂の壁にヘッドをぶつけるだけではなく、砂と一緒にボール運ぶというのがポイント。この練習をやることによって、エクスプロージョンショットの感覚がつかめるようになります。

 砂壁打ちドリルに慣れてきたら、構えたところから見てボールの右半分が砂で埋まっているような状態にして打ってみましょう。バンカーショットは砂ごと打っていいという感覚が身に付き、今まで難しいものと思っていたバンカーからのショットが簡単に感じられるようになるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season4 永井研史メソッド #3」より(放送・見逃し配信中)
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