木村彩子が国内女子ツアーのアース・モンダミンカップ（千葉県／カメリアヒルズカントリークラブ）でツアー初優勝を手にした。

―ツアー初優勝を手にした今の心境は

　夢みたいで、まさか優勝できるとは思っていなかったので嬉しいです。

―6打差を追った最終日のゲームプランについて

　3日目の上がり18番をボギーとしてしまい悔しかったので、最終日はトータル5アンダーを目指して、自分ができることをやろうとキャディさんと話していました。

―具体的な作戦はあったか

　風が強い予報だったので低い球を中心にショットしていくこと、バーディパットをしっかり決めること、奥に行っても良いから突っ込んで行こうという作戦でした。

―プラン通りにプレーできたか

　なかなか突っ込み切れなかったですが、前半の5番と7番はバーディチャンスをしっかりとモノにできたので、良い流れで後半に行けました。

―試合展開は把握していたか

　14番のバーディのあと、15番のショートのグリーン脇にボードがあり、上位がスコアを落として自分が1位だったので、少し難しい16番をしっかりパーで上がって、17番、18番でバーディを獲ろうとプランを立てました。

ー16番のパーセーブについて

　ティーショットはフェアウェイに何があっても置こうと思っていました。（第2打目は）残り188ヤードと長かったですが、良いショットを打ったらピンに寄って行くと気合いで頑張りました。

―18番の6メートルのバーディパットについて

　上りでしたが、カップ際で下りが入りそうなラインだったので、キャディさんと最後のひと転がりで入れる感じで、落ち着いて打とうと話をしていました。

―ホールアウト後、待っている間の心境は

　昨年のスタンレーレディスでプレーオフを初めてしましたが、その時にプレーオフまで2時間ほど待ったので、プレーオフに向けての準備は落ち着いて出来たと思います。

―優勝が決まった瞬間の涙について

　今回のキャディさんと優勝できたのがすごく嬉しかったです。一昨年にも担いでもらいましたが、その時は2位だったので、絶対に一緒に勝ちたいと思っていました。

―副賞がワインセラーだが、お酒は飲むか

　あまり強くないですが、オフにちょっと飲むくらいです。両親と一緒に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんがワイン好きなので、喜んでくれると思います。

―今後の目標について

　たくさん勝てる息の長い選手になりたいと思っていますし、西村優菜ちゃんとや私みたいに小さくて、飛距離が出ない選手でもツアーで勝てると証明できるように頑張ります。

（写真 : Getty Images）