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イメージはローリー・マキロイ!ダイナミックな「飛ばしのフィニッシュ」を目指そう

2021年9月8日(水)午後1:05

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 スイングはボールを打ち終わったら終わりではありません。フィニッシュも飛距離を伸ばすためには大きなポイントになってきます。

 アマチュアゴルファーのフィニッシュでよく見かけるのは、クラブが体に巻き付くような形。しかしこの形になるのは小手先でスイングしている証拠で、大きな飛距離は期待できないのです。

 では、どんなフィニッシュを取ればいいのか?

 目指すは、ローリー・マキロイのフィニッシュです。彼のフィニッシュで特徴的なのは、打ち終わったあと正面から見て背中が見えるくらい体が回り、右肩がターゲット方向を向いていることです。このようなフィニッシュを取るのは何もマキロイだけでなく、体の柔らかい女子プロなどは、そのほとんどがフィニッシュで右肩をターゲット方向に向けています。

 このフィニッシュのどこがいいのかというと、この形にもっていくためには、体を大きく使わなければいけないことです。つまり、フィニッシュを意識することで、自然とスイングが大きくなり、その分、飛距離も伸びるというわけです。

 もし、今のスイングで、フィニッシュでクラブが体に巻き付いているようなら、早速大きなフィニッシュを目指して練習をしましょう。

 まず、いつものようにクラブを握り、ゆっくりとしたスピードで重心が右股関節に乗った大きなトップを作ります。次に、ダウンスイングに入り、インパクトのところで右手を離します。

 そして、左手1本でクラブを持ち、左ヒジを畳みながらクラブを振り上げ、しっかり体をひねり、限界まで体をひねったらグリップに右手を添えます。そうすると、左の肩甲骨が背骨のほうに寄ると同時に、右肩がターゲット方向に向いたフィニッシュになっているはずです。

 このように肩甲骨を含めた背中を使うことで、スイングアークが大きくなり、回転力もアップして、ヘッドスピードも速くなるのです。

 このとき気をつけなければいけないのは、スイングそのものが大きくなっているので、その分、ゆっくりしたリズムでクラブを振ること。体を使っていなかったときのリズムでスイングするとタイミングが早くなってヘッドがスクエアに戻らず、コスリ球になる危険性が高くなるからです。

 ゆっくり振ってもヘッドスピードが上がっているので、飛距離は確実に伸びます。プロたちがゆっくり振っているように見えるのに、大きな飛距離を獲得しているのも、実は大きく振っているからなのです。

 ダイナミックなスイングで飛ばすためにも、ぜひフィニッシュを意識してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、竹村真琴プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#180より
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