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やりすぎダウンブローに要注意!アイアンショットのボディターン

2021年5月19日(水)午後1:29

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 アイアンショットで球がつかまらなかったり、思ったような高さが得られない。アマチュアゴルファーの中にはそういう悩みを抱える人も多いようですが、原因のひとつに「ダウンブローの意識が強すぎる」という点が挙げられます。

 アイアンはダウンブローで打つのが基本ではあるのですが、その意識が強すぎると、入射角が鋭角になってバンスが使えず、球がきれいに拾えなくなってしまいます。また、ダウンスイングで右肩が高くなってしまい、インパクトでは右手を体から離して伸ばさないとボールに届かなくなるため、カット軌道になってしまうという弊害もあります。

 そうならないためにも、右重心かつ右肩の下がった構えをとり、ダウンスイングではインサイドからクラブを入れていくことが重要です。

 腕の通り道を確認するために、まず右手1本でクラブを持ってトップの形を作ってみましょう。そこから右腕は、体に右ヒジがつくように下ろします。

 体の動きとしては、構えで右肩を下げておき、バックスイングではいったん左肩が下がって右肩が上がりますが、ダウンスイングでは右ワキを締めた状態で右肩をしっかり落とす。そしてその下がった右肩を、インパクトからフィニッシュにかけて一気に上げていきます。肩は水平ではなく、下から上と斜めに回すのです。

 そうすれば体のターンに肩や腕の動きも同調し、厚いインパクトになって飛距離や高さも整います。

 肩の上がり下がり(肩のローテーション)を確認するために、胸の前で手をクロスして抱えるようにクラブを持ち、スイングの動きをするのも効果的な練習法です。

 胸の前でクラブは持つことはありませんが、タイガー・ウッズもダウンスイングで右肩を落としたあとに、フィニッシュに向けて右肩を上げていく素振りをよくしています。あの素振りもカット軌道になりすぎるのを防ぐため。もともとタイガーはスライス系が持ち球ですが、調子が悪くなると外からの軌道が強くなりすぎるので、その修正のために「右肩を下げて上げる」動きをやっているようです。

 アイアンの飛距離や高さのばらつきに悩んでいる人や、アイアンが刺さったり、長いターフが取れない人は、今回紹介した肩のローテーションを意識したスイングしてみてください。

 また、ドライバーをもっと飛ばしたいと思っている人もぜひお試しを。アイアンでこの動きができれば、ドライバーではもっと簡単に、球を厚くとらえることができるスイングになり、確実に飛距離がアップするはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#164より
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