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海外でも国内でも好成績!松山英樹メジャー優勝のドライバー

2021年4月20日(火)午後4:26

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 松山英樹選手のマスターズ優勝から1週間。その反響は収まるどころか、ゴルフ界のみならず社会全体に広がり続けています。なかでも松山選手が使用した用具に注目が集まるのは当然のこと。勝負どころで安定したショットをみせていたドライバーについて、ゴルフギアライター・コヤマカズヒロ氏によるコラムです。
 
技術とこだわりがつまった「SRIXON ZX5」
 悲願のマスターズ制覇を果たした松山英樹選手。日本中が感動に包まれて、いまだにその余韻に多くのファンが浸っています。松山英樹選手が愛用するドライバー、ダンロップの『SRIXON ZX5』(※松山選手使用ヘッドはプロトタイプ)も試合直後から、売れ行きが一気に伸びたといいます。

 昨年秋、BMW選手権で松山選手はこの『ZX5』を使用しはじめ、そして今回の初メジャー勝利。ダンロップ開発者の方たちにとっても、きっと大きな喜びがあったと思います。

 『ZX5』の前作モデル『SRIXON Z785/Z585』ですが、実は国内ツアーでは男女とも非常に好成績をあげていて、現在も使用しているプロが多いモデルです。さらに、2019年にシェーン・ローリーが『Z585』で全英オープンを制しています。松山選手の前に、すでに『SRIXON』ドライバーは、メジャーに勝っていたわけです。

 ダンロップは、大ヒットブランドの『XXIO』もそうなのですが、カップフェース構造にこだわりを持っていたメーカーです。カップフェースとはフェースの縁がコの字のようになっている形状です。ヘッドを製造する際は、フェース部の外側で溶接するため、フェース材に熱による特性変化が起きにくいなどのメリットがあります。

 一方、松山選手が、『ZX5』を選んだ大きな要素のひとつが形状であったといいます。前作モデルと今回の『ZX7/ZX5』では、ヘッド形状の違い、特にフェースのトウ側から“鼻緒”などと呼ばれるヘッド先端部分のシェイプに違いがあります。このあたりに松山選手の好みが反映されたのではないかと推測されます。

 メリットの多いカップフェースですが、その弱点のひとつが形状を意図通りに作るには制約があることです。強度の強いフェース材を意図した形状にコの字に成型するのは、現代の技術でも簡単ではありません。髪の毛一本分で印象が変わると呼ばれるゴルフクラブの形状を作るには、不利に働くこともあるのです。

 『ZX7/ZX5』では、これまで採用していたカップフェースをやめて、現在多くのドライバーで主流となっている、フェースをくり抜いたようなボディ部にフェースを溶接する製法を使っています。これまでのこだわりのある技術を諦めたことで、松山選手の形状へのリクエストに応えることが出来たのではないでしょうか。それが、今回のマスターズで大きな結果につながったものと思います。

(写真:Getty Images)
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