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ドライバーがこすり球で飛ばない!カット軌道が強すぎる時の右手1本改善ドリル

2021年4月14日(水)午前11:28

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 力のないスライスボールが出始めて思ったような飛距離が出ない。こういう現象はよくあることだと思います。

 そうなる原因はいくつか考えられるのですが、代表的なのはクラブが外から入ってくるカット軌道になり、こすり球を打っているケース。このような症状のとき、構えた時点で軸が左に傾いて右肩が前に出てしまっている場合が多いので、次のような方法で修正するといいでしょう。

 まず、普通に構えてから軸を右に傾け、スタンスをできるだけ広めにします。さらに重心をグッと下げて、右の股関節に重心を乗せます。

 ここで左手を離し、右手1本でクラブを振り上げます。このときクラブは、“遠く”、そして“フラット”に上げていくイメージ。構えたときに右肩が上がっていると、クラブがアップライトに上がり、カット軌道になりやすいからです。

 練習方法としては、右手1本での素振りがオススメです。先ほどの構えをし、“フラットで遠く”に上げるイメージでバックスイングを行い、ティに当たるようにクラブを振ってみてください。そしてある程度感じがつかめたら両手でグリップし、トップの位置だけを意識しながらボールを打ってみましょう。

 それまでアップライトに打っていた人だとかなりフラットに振っている感じがすると思いますが、それでOK。これだけ修正で球のつかまりもよくなり、力強い弾道になるはずです。

 少し話は変わりますが、スイングの修正に関しては、本人の自覚症状と現実とが異なっている場合があるということを頭に入れておいてください。

 たとえば今回のような、カット軌道でこすり球を打っているケースでも、本人的には、「クラブがインから入りすぎて、少しあおったような打ち方になり、結果的にプッシュボールになってボールが右にいく」と思い込んでいる場合があります。

 そうなると、外からクラブを入れたくなり、構えたときに体が左に傾く。その結果、バックスイングで体が回らなくなり、クラブがタテに上がってますますアウトサイドから入るようになり、インパクトで手元が詰まってしまいます。つまり下手を固める状態になるわけです。

 アマチュアゴルファーだけでなく、プロや上級者でも感覚と現実のギャップは起きやすいもの。そのことを忘れずに修正を行うようにしてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#159より
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