キム・シウ（韓）が米ツアー、ザ・アメリカンエキスプレス（米カリフォルニア州／PGAウエスト スタジアムコース）で3年ぶりのツアー通算3勝目を挙げた。

　キムといえば第5のメジャー大会と呼ばれているザ・プレーヤーズチャンピオンシップを2017年に制したことや、2018年のRBCヘリテイジで小平智とプレーオフで戦った選手として知られる（小平が優勝）。

　ザ・アメリカンエキスプレスの予選ラウンドはスタジアムコースとニクラウスコースで行われ、決勝はスタジアムコースで実施。キムはスタジアムコースでは3日間ノーボギーと安定したプレーを展開し、通算23アンダーで優勝を果たした。

　最終日は、パトリック・キャントレー（米）が「61」とビッグスコアを出し猛追したが1打及ばず。勝利はキムのもとへ。ここ3年で何度もチャンスがありながら勝利を掴めなかったキムは、「今回やっと勝てた。昨晩は色々考えてなかなか寝付けず、薬を飲んだがそれでも眠れなかった」と相当のプレッシャーのなか戦っていたようだ。

　今年の6月で26歳になるキムは今回の優勝で、コリン・モリカワ（米）に次ぐ史上2人目の26歳未満でツアー通算3勝を挙げた選手となった。世界ランクも前週96位から48位とトップ50入りを果たしたキム。第5のメジャーではなく本当のメジャータイトルを獲得する日も近いのかもしれない。

（写真：Getty Images）