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海外男子

肉体改造で飛距離アップ ブライソン・デシャンボーを振り返り

2021年1月3日(日)午前10:45

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 2020年のゴルフ界でもっとも注目された選手はブライソン・デシャンボー(米)だろう。

 デシャンボーは2月のウェイストマネジメント フェニックスオープンから2020年をスタートさせると、新型コロナウイルスの影響でツアーが中断となるまでにWGC-メキシコチャンピオンシップで単独2位に入るなど出場4試合でトップ5を3度記録した。

 中断中は肉体改造に取り組み、4月に自宅の庭の鳥かごでドライバーをマン振りをし、ボールスピード203mph(90m/s)を記録した時は大きな話題に。そして、ツアー再開後に出場した6月のチャールズ・シュワブチャレンジでは約10キロ増量した姿で登場した。

 トレーニングの結果、7月のロケットモーゲージクラシック、9月の全米オープンゴルフ選手権で優勝したのだがとにかく飛距離が異次元。条件が整えば400ヤード弱のパー4はデシャンボーにとってはパー3になった。12月のマスターズトーナメントではメジャー2連勝とはならなかったが、ミドルホールで1オンを狙ったプレーは今でも印象に残っている人は少なくないだろう。

 元々飛ばし屋の一人ではあったデシャンボー。大会によってはその日の平均飛距離が340ヤードを超えることもあり、松山英樹をはじめ、タイガー・ウッズ(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)らツアー仲間からもより一層注目される存在となった。

 この先どのように進化していくか全く予想がつかないが、2021年も“ゴルフの科学者”らしい驚きのプレーでゴルフ界を盛り上げてくれるだろう。

(写真:Getty Images)
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