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上級者向けレッスン!絶対に曲げたくないときのドライバーフェース面の使い方

2020年9月23日(水)午後3:06

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「このホールのティショットは絶対に曲げたくない」。ラウンドをしているとそんなホールがいくつかあるものです。たとえば、左右にOBゾーンがあったり、フェアウェイが狭くてラフが深かったり。また、このホールで大叩きさえしなければ、70台、80台が出そうというときなども、「確実にフェアウェイにボールを置いておきたい」と思うのではないでしょうか。

 そんなときどうするか。ボールを曲げないためには、できるだけ低く打ち出して、バックスピン量を増やすフケ球にします。そしてそれを実現するためには、フェース面の下のほうで打つことがポイントになってきます。

 具体的には、「ティを低くする」、「ヘッドを浮かして構える」、「アッパーブローではなくレベルブローでボールをとらえる」、「ティを飛ばさないように打つ」ことが大事。これができれば、低く飛び出してバックスピンで上昇する曲がらないボールになります。

 意識としては、トップさせるようなイメージが必要です。ここぞというときには絶対に曲げない藤田寛之選手は、プロ仲間から「ドライバーでトップさせるのがとても上手い」と言われていますが、まさにその言葉通り。実際にトップさせるわけではないのですが、ヘッドのリーディングエッジでボールの赤道を打つぐらいのつもりでフェースの下目に当てることが大事になってきます。

 かなり下目に当たるので、打ったときの手応えは少なく、薄めに当たっている感じがしますが、それでOK。また、トップ目で打つ分、当然飛距離は落ちますが、レベルブローで打つ分、ボールを押すようなスイングになるので、極端に飛ばなくなるということはありません。

 ちなみにいつもより飛距離を出したいと思うなら、“曲げない打ち方”とは逆で、ティを高くして、アッパーブローでとらえれば、高弾道、低スピンの“飛びの弾道”になります。プロや上級者はこのように、フェース面のどこでボールをとらえるかによって弾道を調整しています。

 曲げられないホールでは曲がらない球を打つ。そのためにも、曲げない打ち方も覚えておきましょう。

※CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#130より
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