マスターズの会場、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCが隣接するサウスカロライナ州エイケン郡の公立学校に対し、秋休みの導入を検討するよう求めている。米地方紙「オーガスタ・クロニクル」（電子版）が14日に報じた。

　今季のマスターズは4月9日から行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて11月12日の開幕に延期された。同サイトによると、オーガスタ・ナショナルGCの代表者はまず11月9日から15日までを秋休みにするよう学校側に連絡を入れたという。

　コース周辺の学校は例年、マスターズの開催日程に合わせて春休みを設定。これにより大会側は多くの高校生をボランティアとして採用し、関係者は休暇で不在となる家を短期的に借りることもある。

　学校側の代表者は「私たちの望みは、従業員と学生に毎年恒例のこのイベントに参加する機会を提供することです」と前向きに検討するとしている。