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「パターがない!」松山英樹2014年PGAツアー初優勝の初日に起きていたまさかのアクシデント
2020年4月10日(金)午後3:18
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2014年の「ザ・メモリアルトーナメント(5月29日~6月1日/ミュアフィールドビレッジ/オハイオ州)」で、日本人史上最年少となる22歳でPGAツアー初優勝を果たした松山英樹選手。
“帝王”ジャック・二クラスがホストを務める招待試合という格の高い大会で、ケビン・ナ(米)とのプレーオフを制した劇的勝利は、松山選手にとっても日本ゴルフ界にとってもまさに“メモリアル”な瞬間でしたが、その初日に、これまであまり語られることがなかったあるアクシデントが起きていました。
その出来事について、松山選手と2018年まで専属キャディを務めていたプロキャディ・進藤大典氏が、CS放送ゴルフネットワークの特別番組「DAYS-2041-松山英樹と進藤大典(2020年1月1日放送)」のなかで、当時の映像を観ながら振り返りました。それは、とんでもないアクシデントにも関わらず、まるで動じることがなかった松山選手の大物ぶりを感じさせるエピソードでした。
松山 「初日パターがなかったんだよねぇ(笑)」
進藤 「いや、この話をしていいのかどうかわからなかったんだけど・・・(苦笑)」
松山 「スタート前の練習ルーティーンが今と違うから気づくのが遅かったけど、『パターがない』っていわれて『はっ?』ってなって。スタート20分前に気づくって、まあまあ無いよね」
進藤 「(映像を観ながら)いやもう自分の顔が・・・(苦笑)」
松山 「しかも1番、ティーショットが右バンカーに入って、25メートルくらいのバーディパットだったもんね」
進藤 「そう。セカンドが結構いい球だったじゃない?ピンを筋ってた(まっすぐ飛んでいた)からもう『入れっ!』って思ったの」
松山 「はははっ(笑)」
進藤 「そうしたらパター使わなくていいからさ」
松山 「(映像の進藤さんを観ながら)もう焦ってる焦ってる、パターがないから」
進藤 「でも英樹って、ボギーとか3パットとか自分のミスは凄い怒るけど、こういう本当の大アクシデントで怒らないよね」
松山 「そうかな?怒ることない?」
進藤 「だって怒られた記憶ないもん」
松山 「まあしゃぁないか、くらいかな」
進藤 「もうドカーンと怒られるのかなと思ったら、『ああ、そう』みたいな。でもティーショット右バンカーってよく覚えてるね」
松山 「いやこれは覚えてるでしょ」
進藤 「1番は奥のピンで、パターの練習もウェッジで3球くらいしかしてなくて。1番のティーショット打ったあとに届いたんだっけ」
松山 「そう。飯田さん(トレーナー)が走ってくれてね」
進藤 「やばい、汗かいてきた・・・(笑)」
松山 「(1番グリーン上の映像をみて)パターがあるよ~(笑)。あと、こういうことってなんかあったっけ?このパターの件しかないよね?」
進藤 「試合中に?本当のこういうアクシデントは・・・」
松山 「アクシデントなの?これは」
進藤 「アクシデントじゃないな。自分のミス!(笑)」
松山 「はははっ(笑)」
進藤 「例えば、自分が残り距離を間違えた時も、英樹が打つ前に自分で気づいて直してくれたりしたから、6年間で距離を間違えたってことは1回もないよね」
松山 「うん、そうだね」
進藤 「(グリーン上、松山のパッティング映像をみて)これやばくない?」
松山 「ナイスタッチだね」
進藤 「14フィートのグリーンで、朝パターで1回も練習してないのに25メートルをOKに寄せるって」
松山 「しかも2番ホールもパットが長かったんだよね。なんで練習してないときに限って長いパット残んねんって(笑)」
進藤 「1番、2番と続けてロングパットが残ったから、英樹、わざと残してるのかなって」
松山 「練習するために(笑)」
進藤 「2番のグリーンも上って下ってのめっちゃ速いラインでさ」
松山 「でもナイスタッチだったじゃない?」
進藤 「いやもう、生きた心地がしなかった」
松山 「3番か4番くらいで『もういいよ、気にしないで』といった記憶があるね」
“帝王”ジャック・二クラスがホストを務める招待試合という格の高い大会で、ケビン・ナ(米)とのプレーオフを制した劇的勝利は、松山選手にとっても日本ゴルフ界にとってもまさに“メモリアル”な瞬間でしたが、その初日に、これまであまり語られることがなかったあるアクシデントが起きていました。
その出来事について、松山選手と2018年まで専属キャディを務めていたプロキャディ・進藤大典氏が、CS放送ゴルフネットワークの特別番組「DAYS-2041-松山英樹と進藤大典(2020年1月1日放送)」のなかで、当時の映像を観ながら振り返りました。それは、とんでもないアクシデントにも関わらず、まるで動じることがなかった松山選手の大物ぶりを感じさせるエピソードでした。
スタート20分前に発覚した大アクシデントも「まあしゃぁないか」
松山 「初日パターがなかったんだよねぇ(笑)」
進藤 「いや、この話をしていいのかどうかわからなかったんだけど・・・(苦笑)」
松山 「スタート前の練習ルーティーンが今と違うから気づくのが遅かったけど、『パターがない』っていわれて『はっ?』ってなって。スタート20分前に気づくって、まあまあ無いよね」
進藤 「(映像を観ながら)いやもう自分の顔が・・・(苦笑)」
松山 「しかも1番、ティーショットが右バンカーに入って、25メートルくらいのバーディパットだったもんね」
進藤 「そう。セカンドが結構いい球だったじゃない?ピンを筋ってた(まっすぐ飛んでいた)からもう『入れっ!』って思ったの」
松山 「はははっ(笑)」
進藤 「そうしたらパター使わなくていいからさ」
松山 「(映像の進藤さんを観ながら)もう焦ってる焦ってる、パターがないから」
進藤 「でも英樹って、ボギーとか3パットとか自分のミスは凄い怒るけど、こういう本当の大アクシデントで怒らないよね」
松山 「そうかな?怒ることない?」
進藤 「だって怒られた記憶ないもん」
松山 「まあしゃぁないか、くらいかな」
進藤 「もうドカーンと怒られるのかなと思ったら、『ああ、そう』みたいな。でもティーショット右バンカーってよく覚えてるね」
松山 「いやこれは覚えてるでしょ」
進藤 「1番は奥のピンで、パターの練習もウェッジで3球くらいしかしてなくて。1番のティーショット打ったあとに届いたんだっけ」
松山 「そう。飯田さん(トレーナー)が走ってくれてね」
進藤 「やばい、汗かいてきた・・・(笑)」
松山 「(1番グリーン上の映像をみて)パターがあるよ~(笑)。あと、こういうことってなんかあったっけ?このパターの件しかないよね?」
進藤 「試合中に?本当のこういうアクシデントは・・・」
松山 「アクシデントなの?これは」
進藤 「アクシデントじゃないな。自分のミス!(笑)」
松山 「はははっ(笑)」
進藤 「例えば、自分が残り距離を間違えた時も、英樹が打つ前に自分で気づいて直してくれたりしたから、6年間で距離を間違えたってことは1回もないよね」
松山 「うん、そうだね」
進藤 「(グリーン上、松山のパッティング映像をみて)これやばくない?」
松山 「ナイスタッチだね」
進藤 「14フィートのグリーンで、朝パターで1回も練習してないのに25メートルをOKに寄せるって」
松山 「しかも2番ホールもパットが長かったんだよね。なんで練習してないときに限って長いパット残んねんって(笑)」
進藤 「1番、2番と続けてロングパットが残ったから、英樹、わざと残してるのかなって」
松山 「練習するために(笑)」
進藤 「2番のグリーンも上って下ってのめっちゃ速いラインでさ」
松山 「でもナイスタッチだったじゃない?」
進藤 「いやもう、生きた心地がしなかった」
松山 「3番か4番くらいで『もういいよ、気にしないで』といった記憶があるね」
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