2019年にプロテストに合格した2000年生まれの女子プロゴルファー・吉田優利と澁澤莉絵留が、CS放送「ゴルフ真剣勝負 the MATCH 〜吉田優利vs澁澤莉絵留〜」がクラブを置いてラウンジトーク。名前の由来からお互いの性格まで、プレーではわからない二人をうかがい知ることができる内容となりました。 
 

「細胞の一部が入っている・・・」澁澤選手の祖先はあの人物

――澁澤さんは、2024年から新1万円札の肖像として登場する「渋沢栄一」のご子孫だそうですね。

澁澤　そうなんです。

吉田　えっ！どんな関係？ひいお爺ちゃんとか？

澁澤　いやいや、そんな近くないんだけど。実際、どんな関係なのか自分なりに調べてみたんだけど、結局わからなくて（笑）。でも、細胞の一部が入っていることは間違いないみたい。

――「莉絵留」という名前も変わっていますよね。

澁澤　名前は母が付けてくれたんですが、“悟りを得る”という意味だそうです。どんな場面でも常に平常心でいられるようにということだとか。

吉田　きれいな名前だよね。

澁澤　キラキラネームっぽいよね（笑）。

――画数が多くて書くのは大変そうですね。

澁澤　そうなんです。テストのときなんか、みんなが問題を解いているのに、私だけまだ名前と格闘しているなんてことはしょっちゅうありました（笑）。

――間違えて読まれることはありませんでしたか。

澁澤　ありましたよ。学校では「エリル」って読まれたことも。どう読んだら「エリル」になるのか（笑）。でも逆に、変わっているから覚えてもらえるというのもあって、私自身は気に入っています。

――吉田さんの「優利」は？

吉田　両親にとっては初めての子どもだったんですが、生まれてくる子が男の子でも女の子でもいいように、「優利」にしたという話を聞きました。意味は、何事も優利に物事が動くように。「優」の字には“優しい人になって欲しい”という願いも込められているそうです。

澁澤　その思い通り、ちゃんと優しい子になっているよね。

吉田　そう？ありがとう（笑）。

――自分の名前は気に入っています？

吉田　はい、すごく。英語でも発音しやすいし。珍しい名前じゃないと思うけど、あまり同じ名前の人に会ったことがないというのも気に入っている点です。
 

お互いのいいところ・直したほうがいいところを教えて下さい

――吉田さんから見て澁澤さんのいいところはどんなところだと思いますか？

吉田　第一に、明るくて面白いところですね。私はいつも莉絵留を見て笑っています。あと、身体能力がすごく高い。莉絵留のことは小学生のときから知っているんですけど、その頃から足が速くて、跳躍力があって、動きも素早い。確か陸上をやっていたんだよね。

澁澤　そう。最初は短距離をやっていたんだけど、長距離をやっていたこともある。基本的に走るのが好きなんだよね。

吉田　今もトレーニングをやっているんでしょう？

澁澤　暇があったら走り込みとかトレーニングはしているかな。でもそれは「やらなきゃ」というよりは、好きでやっているだけだけど。

吉田　私から見ればけっこうストイックに見えるけど（笑）。

澁澤　そうかな。

吉田　あと、いいなあと思うのは、その顔ね。すごく整っていて私的にはとっても好きな顔。昔から変わらないよね。

澁澤　それを言うのなら、私も優利の笑顔が好きだよ。笑顔が可愛くて、スマホなんかで写真を見つけたときにはついつい止めて見ちゃうから。

吉田　やめて（笑）。恥ずかしいから。

――そのほか、澁澤さんから見て吉田さんのいいところは？

澁澤　女子力の高いところですね。良く気がつくし、常に周りに気を配っているところは人間としても尊敬しています。

吉田　照れるなあ。

澁澤　あとゴルフのことで言えば、考えていることのレベルが高い。子どもの頃からコースマネージメント力があって、いつもアドバイスをもらっていました。

――逆に、「こういうところは直したほうがいい」と思うことはあります？

吉田　しょっちゅう“変顔”をしてみんなを笑わせるんですけど、あれは止めたほうがいいよ（笑）。もうプロなんだし、うちうちでやるのはまだいいけど、人前では絶対にやっちゃダメだよ。

澁澤　はい（笑）。

――澁澤さんは、吉田さんに直してもらいたいところはありますか？

澁澤　直して欲しいというほどではないんですが、行動が早過ぎるのがちょっと困るかな。私的にはそんなゆっくりしているつもりはないんですけど、いつも「早くして」って言われて。「ちょっと待ってね」って言うと待ってくれるからいいんですけど。

――何でも早いんですか？

吉田　そうですね。どちらかというとプレーも早いですね。足の速さは莉絵留のほうが比べものにならないくらい速いんですけど（笑）。