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アイアンはいいのにドライバーが… 江澤亜弥「ボールの前後にスパットを置いてターゲットラインをより明確に」

2019年8月29日(木)午後1:14

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 アイアンショットはミスなく打てるのに、何故かドライバーショットだけが上手くいかない。しかもコースに出ると、ドライバーのミスが酷くなることが多い。アマチュアゴルファーの中にはそういう人も多いのではないでしょうか?

 原因はいろいろ考えられますが、皆さんのドライバーショットを見ていて感じるのは、アドレスの向きが真っ直ぐになっていないことです。



 ドライバーの場合、ほかのクラブに比べてシャフトが長いので、自分では目標に対して真っ直ぐ立っているつもりでも、ついつい右や左に傾いてしまうことがあるようです。

 実を言うとこのミスは私もよくやってしまいます。私の場合、目標方向より左を向いてしまうクセがあるので、特にドライバーショットの際は、スタンスの向きはもちろんですが、肩や腰のラインがターゲットラインに対して平行になっているかどうかをチェックするようにしています。

 さてそのチェック方法ですが、一般的には目標を確認したらその方向にラインを引き、そのライン上にスパットを見つけ、架空のターゲットラインをより明確にしてからスタンスや体のラインをそれに合わるというやり方が行われているようです。

 しかし、この方法だと、打ち出す方向は意識できても体の向きを決定づけるターゲットラインが明確にはならないと思いませんか?

 そこで私は、ボールの前方にスパットを見つけると同時に、前方のスパットとボールを結んだ線をさらにボールの後ろに伸ばす形でボールの後方にもスパットを置き、体の前にターゲットライン(もちろん架空です)を引いてから、それに合わせてスタンス、肩、腰、膝のラインを合わせるようにしています(写真①)。

写真①
 
 そうすることによって、長いドライバーを構えたときでも体のズレがなくなり、練習マットの線に沿って打てる練習場と同様のショットがコースでもできるようになるというわけです。

 もちろん、ドライバーのミスショットの原因がすべてアドレスの向きにあるわけではありませんが、向きが間違っていたら間違いなくミスにつながります。

 自分では正しく構えているつもりでも体のラインがずれているケースがあるので、まずはこの方法で確認してみてください。

江澤亜弥(えざわ・あや)
1994年4月21日埼玉県生まれ。高校は名門・埼玉栄高校に進学。2011、2012年と全国高等学校ゴルフ選手権団体2連覇を果たす。2011年にはJGA女子ナショナルチーム育成選手にも選ばれた。2013年プロテストを8位で合格。2014年はQTを21位通過し、翌年のレギュラツアーの出場権を獲得。現在、シード権獲得を目指して奮闘中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/8/22 発売号より転載)
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