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服部真夕「クラブが壁に当たらないようにスイング」 効果的な室内での練習法

2019年7月25日(木)午前11:07

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 上達したいと思ったら、実際にボールを打てないときでも、クラブを握ったり、素振りぐらいはしたいもの。そこで今回は、普段忙しくてなかなか練習場に行けないという人のための、私がいつもやっている効果的な“室内素振り練習法”を紹介します。

 素振りをする環境(部屋の広さ)にもよりますが、使うクラブはミドル~ショートアイアンがオススメ。慣れないうちはウェッジなど短めの番手がいいでしょう。

 まず壁を背にして、お尻が当たるか当たらないかくらいのところに立ち、実際にボールを打つときのようにしっかりアドレスをとります。そして、写真①~②のようにクラブが壁に当たらないように意識をしながら素振りをします。



 この壁際素振りを最初にやったとき、おそらくほとんどのゴルファーはヘッドを壁にぶつけてしまうと思いますが、それは、バックスイングでクラブをインサイドに引き過ぎていたり(同③)、バックスイングの途中からクラブが寝てしまったりしている証拠。


 また、フォロースルーでもインサイドに引っ張り込むような動き(同④)になると壁にぶつかります。


 
 そうならないように、体の回転でクラブを振り上げ、フォロースルーでも体の前で両手をしっかり伸ばすようにしてください。

 また、クラブを振り上げていくときに右脇が空いてしまったり、アウトサイドに上げ過ぎるというのもスイング軌道の逸脱につながるので、できるだけ壁ギリギリのところでクラブを動かすというのも大事なポイントになります。

 なお、いつも通りのスイングをするとヘッドが壁に当たることが多いと思うので、壁に傷を付けないためにも最初はゆっくり振っていきましょう。そして、軌道が安定してきたら番手を上げて、スイングのスピードも徐々に上げていくようにしましょう。

 スイングの軌道を修正すると同時に、軌道の安定にもつながるこの室内素振り。1日数分でもいいので、ぜひやるようにしてください。練習場でたくさんボールを打つことに負けないくらい、大きな効果が期待できますよ。

服部真夕(はっとり・まゆ)
1988年3月3日愛知県生まれ。坂田塾1期生。2007年プロテストを一発でトップ合格し、同年、日本女子オープン9位などでシード権を獲得。2008年に初優勝。2018年、11年連続で保持してきたシードを失ったが、今年3月に開催されたUUUM主催の2日間競技で、ツアー競技外とはいえ優勝を果たした。ツアー通算5勝。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/7/11 発売号より転載)
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