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ゴルフは人生を学んだ“無上の楽しみ“ 石田純一さんインタビュー
2019年2月9日(土)午後1:30
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ゴルフが好きな芸能人といえば?という質問があったら、必ず名前が挙がるのが俳優・タレントの石田純一さん。ベストスコアは71という腕前の石田さんですが、プレーだけでなく、毎年マスターズ観戦に行くというくらいゴルフ観戦も大好きだそう。そんな石田さんに、PGAツアーの魅力とご自身のゴルフとの向き合い方について、CSゴルフネットワークで放送中「みんなのPGAツアー 2019年2月号」の中でお話しいただきました。
うちでは朝起きると、テレビはだいたいPGAツアーがついています(笑)。奥さん(東尾理子)がお弁当を作りながら、だいたい朝の6時、7時ぐらいからゴルフ中継がついていますね。
長男が6歳になったんですけど、1番好きな選手がJT、ジャスティン・トーマス。JTのこと相当詳しいですよ。ここにきて若い世代が出てきていますよね。直近だと飛ばし屋のキャメロン・チャンプとか。なんで我々とそんなに変わらない体形で飛ぶんだろうっていう、そういう魅力的な選手が揃ってきていますよね。
僕はジョーダン・スピースが大好きなんです。彼はジュニアで2回勝ってるので、タイガー・ウッズ以来の名選手として既に有名でしたけど、妹さんの病気が難病だったっということで、大学を中退してプロ転向したんですよね。その前に全米大学選手権の団体優勝をして、みんなと泣きながら別れるんですよ。テキサス州立大学という名門の大学に行って、全米で仲間たちと優勝して。そんなキャリアを途中で妹のために辞めてプロ宣言したんです。そういう話っていうのはアメリカ人はめちゃくちゃ好きですよね。
PGAツアーで印象的なシーンといえば・・・、2015年のWGC-キャデラックチャンピオンシップで、ローリー・マキロイがボールを池に入れちゃった時に、持っていた3番アイアンを70ヤードぐらい投げて池にぶち込んだんですよ。本当はいけないことだとは思うんです。子供たちも見ているのでいけないってわかってると思うんですけど、それを止められないぐらいカーっとなって。
そこから、クラブ13本で6バーディぐらい獲ったんですよ。そこで思ったのは、ゴルフって難しいのは、常に冷静じゃなきゃいけないんだけど、ストレスをため込むといいプレーはできなくて。1回爆発すると冷静になれていいプレーできたりとかね。それで、ラウンドの後にはそのことを謝ってたりして。ゴルフの真髄を見た気がしますね。
現地観戦もいきます。メジャーにはゴルフファンじゃない人たちも来るんですよ。日曜日のオーガスタなんか米国中からめちゃくちゃ綺麗な、下手したらハイヒール履いてるような女性たちが見に来てるんです。それぐらい、ゴルフ場の恰好じゃない人たちも来てるんですよ。それで1日5万人、6万人も入るんですよね。メジャーはゴルフファンだけじゃない、社会の一大イベントみたいな感じですよね。
自分のゴルフで一番大切にしているのは、喜怒哀楽を出さないこと。かっこいいじゃないですか。嘆いたり自分の運命を呪ったりとかするのはかっこ悪い。モテないですよ。メンタルが影響しないようにしようっていうのは1番に考えています。「あるがままに素早く、痕跡を残さず打つ」。救済とかもなるべく受けないで、可能ならそのまま打つ。誰かがいじわるしたわけではないですから。迷ったりもしないようにしてます。自分らしくスパッと決断する。人生と同じですね。前向きで攻撃的なほうがいい。
80歳,90歳になってもやりたいですね。本当にこの世にゴルフがあってよかったって思います。この世に生まれてきて三大感謝は、ゴルフ、ワイン、それから女性(笑)。これがなかったら人生つらいことばかりですよ。奥さんはプロゴルファーですけど、「あなたの方がゴルフ好きよね」なんて言われるぐらい、未だに小さいことまで研究してます。
どんなに悪いゴルフでも最後の3ホールだけはきちっとやろうって決めてるんです。パーを取らないといけないわけじゃない、一生懸命やったら、同伴者にしてもゴルフの神様にしても、いつか微笑んでくれるんじゃないかなと思う。その習慣をつけておけば、例えば1アンダーで最終ホールに来たとしても全然焦らない。いつも通りにプレーするだけって考えられる。
長男は5歳の時にジュニアの大会に出たんですよ。午前中はなんとかついていったんですけど、午後崩れちゃって。でも最終ホールでバーディを獲って。それは本当に偉いと、今でも言ってます。最後まで諦めちゃだめなんだって話をしています。
後は、読むゴルフも好きなんです。夏坂健さんのゴルフのエッセイとか、泣けるような話が満載で。ハートフルで素敵なゴルフのエッセイがいっぱいあるんですけど、そういうものを若い頃から読んでいます。なので、やるゴルフ、見るゴルフ、読むゴルフ、すべて好きですね。無上の楽しみです。
ゴルフって本当に深いし素晴らしい。奥行きというか魅力があるんですよね。人間の弱さ、自分の特徴、強みまですべて炙り出してくれる。僕はゴルフから人生を学びました。
例えばナイスショットしたら、次のショットってだいたいいつも同じですよね。でもトラブルショットになると色々考えますよね。そこが醍醐味だと思ってます。人生も一緒ですよね。そこからの脱出法、解決法は千差万別です。ぎりぎり池越えのピンを狙えるけど、刻むのか、狙うのか。マネジメントとか選択ですよね。
間違った時こそ、その人の考え方、個性が出ると思います。僕も色々間違ったことをした時もあるし、反省してることもあります。でも、そこで学んだ何かを次に活かすことが大切だと思う。ゴルフも人生も一緒。そういう風に感じながらゴルフを始めてもらえればと思います。
特に、女性はゴルフを始めたほうがいい。男を選ぶときにご飯食べてお酒飲んで、いいことばっかり聞いててもその人のことなんかわからない。ゴルフを一緒にやったら全てバレますから。わがままで人のせいにばっかりして、嘆いて言い訳する男、嫌じゃないですか。ゴルフができれば、人のレベルもある程度わかるようになりますから、そこで男を見極めたらいいと思いますよ。
朝からテレビはPGAツアー中継
うちでは朝起きると、テレビはだいたいPGAツアーがついています(笑)。奥さん(東尾理子)がお弁当を作りながら、だいたい朝の6時、7時ぐらいからゴルフ中継がついていますね。
長男が6歳になったんですけど、1番好きな選手がJT、ジャスティン・トーマス。JTのこと相当詳しいですよ。ここにきて若い世代が出てきていますよね。直近だと飛ばし屋のキャメロン・チャンプとか。なんで我々とそんなに変わらない体形で飛ぶんだろうっていう、そういう魅力的な選手が揃ってきていますよね。
僕はジョーダン・スピースが大好きなんです。彼はジュニアで2回勝ってるので、タイガー・ウッズ以来の名選手として既に有名でしたけど、妹さんの病気が難病だったっということで、大学を中退してプロ転向したんですよね。その前に全米大学選手権の団体優勝をして、みんなと泣きながら別れるんですよ。テキサス州立大学という名門の大学に行って、全米で仲間たちと優勝して。そんなキャリアを途中で妹のために辞めてプロ宣言したんです。そういう話っていうのはアメリカ人はめちゃくちゃ好きですよね。
PGAツアーで印象的なシーンといえば・・・、2015年のWGC-キャデラックチャンピオンシップで、ローリー・マキロイがボールを池に入れちゃった時に、持っていた3番アイアンを70ヤードぐらい投げて池にぶち込んだんですよ。本当はいけないことだとは思うんです。子供たちも見ているのでいけないってわかってると思うんですけど、それを止められないぐらいカーっとなって。
そこから、クラブ13本で6バーディぐらい獲ったんですよ。そこで思ったのは、ゴルフって難しいのは、常に冷静じゃなきゃいけないんだけど、ストレスをため込むといいプレーはできなくて。1回爆発すると冷静になれていいプレーできたりとかね。それで、ラウンドの後にはそのことを謝ってたりして。ゴルフの真髄を見た気がしますね。
現地観戦もいきます。メジャーにはゴルフファンじゃない人たちも来るんですよ。日曜日のオーガスタなんか米国中からめちゃくちゃ綺麗な、下手したらハイヒール履いてるような女性たちが見に来てるんです。それぐらい、ゴルフ場の恰好じゃない人たちも来てるんですよ。それで1日5万人、6万人も入るんですよね。メジャーはゴルフファンだけじゃない、社会の一大イベントみたいな感じですよね。
この世に生まれてきての三大感謝「ゴルフ、ワイン、それから女性(笑)」
自分のゴルフで一番大切にしているのは、喜怒哀楽を出さないこと。かっこいいじゃないですか。嘆いたり自分の運命を呪ったりとかするのはかっこ悪い。モテないですよ。メンタルが影響しないようにしようっていうのは1番に考えています。「あるがままに素早く、痕跡を残さず打つ」。救済とかもなるべく受けないで、可能ならそのまま打つ。誰かがいじわるしたわけではないですから。迷ったりもしないようにしてます。自分らしくスパッと決断する。人生と同じですね。前向きで攻撃的なほうがいい。
80歳,90歳になってもやりたいですね。本当にこの世にゴルフがあってよかったって思います。この世に生まれてきて三大感謝は、ゴルフ、ワイン、それから女性(笑)。これがなかったら人生つらいことばかりですよ。奥さんはプロゴルファーですけど、「あなたの方がゴルフ好きよね」なんて言われるぐらい、未だに小さいことまで研究してます。
どんなに悪いゴルフでも最後の3ホールだけはきちっとやろうって決めてるんです。パーを取らないといけないわけじゃない、一生懸命やったら、同伴者にしてもゴルフの神様にしても、いつか微笑んでくれるんじゃないかなと思う。その習慣をつけておけば、例えば1アンダーで最終ホールに来たとしても全然焦らない。いつも通りにプレーするだけって考えられる。
長男は5歳の時にジュニアの大会に出たんですよ。午前中はなんとかついていったんですけど、午後崩れちゃって。でも最終ホールでバーディを獲って。それは本当に偉いと、今でも言ってます。最後まで諦めちゃだめなんだって話をしています。
後は、読むゴルフも好きなんです。夏坂健さんのゴルフのエッセイとか、泣けるような話が満載で。ハートフルで素敵なゴルフのエッセイがいっぱいあるんですけど、そういうものを若い頃から読んでいます。なので、やるゴルフ、見るゴルフ、読むゴルフ、すべて好きですね。無上の楽しみです。
ゴルフから人生を学んだ。特に女性はぜひ始めたがいい
ゴルフって本当に深いし素晴らしい。奥行きというか魅力があるんですよね。人間の弱さ、自分の特徴、強みまですべて炙り出してくれる。僕はゴルフから人生を学びました。
例えばナイスショットしたら、次のショットってだいたいいつも同じですよね。でもトラブルショットになると色々考えますよね。そこが醍醐味だと思ってます。人生も一緒ですよね。そこからの脱出法、解決法は千差万別です。ぎりぎり池越えのピンを狙えるけど、刻むのか、狙うのか。マネジメントとか選択ですよね。
間違った時こそ、その人の考え方、個性が出ると思います。僕も色々間違ったことをした時もあるし、反省してることもあります。でも、そこで学んだ何かを次に活かすことが大切だと思う。ゴルフも人生も一緒。そういう風に感じながらゴルフを始めてもらえればと思います。
特に、女性はゴルフを始めたほうがいい。男を選ぶときにご飯食べてお酒飲んで、いいことばっかり聞いててもその人のことなんかわからない。ゴルフを一緒にやったら全てバレますから。わがままで人のせいにばっかりして、嘆いて言い訳する男、嫌じゃないですか。ゴルフができれば、人のレベルもある程度わかるようになりますから、そこで男を見極めたらいいと思いますよ。
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