海外男子
佐藤信人「ああ、本当に優勝したなぁ」タイガー・ウッズの驚異的カムバックを振り返る
2018年11月27日(火)午後1:54
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今年9月のプレーオフシリーズ最終戦ツアーチャンピオンシップで5年ぶり米男子ツアー通算80勝目を挙げたタイガー・ウッズ。29日からは年内最後となるタイガーがホストの招待試合ヒーローワールドチャレンジが行われますが、今年のゴルフ界最大のニュースといえる驚異的な復活劇について、CS放送「ゴルフネットワーク」の解説陣にお話を伺いました。今回はプロゴルファーの佐藤信人氏です。
特に全英オープンあたりからいつ勝ってもおかしくない感じで、全米プロが終わりプレーオフには出場していましたが、自分の中では「来シーズンの優勝になるな」と思っていました。
ツアーチャンピオンシップは視聴者としてテレビで観てましたが、イースト・レイクGCはラフが深くて厳しいセッティング。そういう意味ではタイガー向きだったのかもしれないですが、まずティーショットが安定していました。
それまではドライバーが良いとパッティングが駄目だったり、ショートゲームが良いとドライバーが曲がったりと、上手く噛み合ってない状況が続いていたのが、最後の最後で全部がバチーンと揃った感じで、やっぱり強い選手は集大成で魅せるなと思いました。
距離感が一人だけずば抜けてましたよね。アイアンの距離感も、ベタピンじゃなくても全部ピンハイにつけてるイメージがありましたし、パットも全部ジャストな感じで、セカンドパットもお先にの距離でストレスフリーで打っていたので、群を抜いていました。この距離感の良さは、タイガーの全盛期と同じですよ。
今シーズン初めはもう引退するのではないかと思うぐらいだったのが、どんどん調子を上げて考えられないぐらいのところまで来ました。こうなったらサム・スニードのツアー最多優勝の82勝を越えて欲しいです。メジャー大会は14勝なのでジャック・ニクラスの18勝に並ぶにために、来年は最低でも1勝して1つ伸ばして欲しいです。
世界ランキングも1位に返り咲いたりとか、タイガーには「最高」のイメージがありますから、実際にそうなることを期待しています。
(CS放送ゴルフネットワーク「みんなのPGAツアー2018年10月号」より)
「距離感が一人だけずば抜けていた」ツアーチャンピオンシップのタイガー
シーズン中に優勝しそうな気配があったのでいつかはするとは思っていましたが、実際に決まった瞬間は「ああ、本当に優勝したなぁ」と思いました。特に全英オープンあたりからいつ勝ってもおかしくない感じで、全米プロが終わりプレーオフには出場していましたが、自分の中では「来シーズンの優勝になるな」と思っていました。
ツアーチャンピオンシップは視聴者としてテレビで観てましたが、イースト・レイクGCはラフが深くて厳しいセッティング。そういう意味ではタイガー向きだったのかもしれないですが、まずティーショットが安定していました。
それまではドライバーが良いとパッティングが駄目だったり、ショートゲームが良いとドライバーが曲がったりと、上手く噛み合ってない状況が続いていたのが、最後の最後で全部がバチーンと揃った感じで、やっぱり強い選手は集大成で魅せるなと思いました。
距離感が一人だけずば抜けてましたよね。アイアンの距離感も、ベタピンじゃなくても全部ピンハイにつけてるイメージがありましたし、パットも全部ジャストな感じで、セカンドパットもお先にの距離でストレスフリーで打っていたので、群を抜いていました。この距離感の良さは、タイガーの全盛期と同じですよ。
今シーズン初めはもう引退するのではないかと思うぐらいだったのが、どんどん調子を上げて考えられないぐらいのところまで来ました。こうなったらサム・スニードのツアー最多優勝の82勝を越えて欲しいです。メジャー大会は14勝なのでジャック・ニクラスの18勝に並ぶにために、来年は最低でも1勝して1つ伸ばして欲しいです。
世界ランキングも1位に返り咲いたりとか、タイガーには「最高」のイメージがありますから、実際にそうなることを期待しています。
(CS放送ゴルフネットワーク「みんなのPGAツアー2018年10月号」より)
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