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年間王者は約11億円!PGAツアーのポイントレース「FedExCup(フェデックスカップ)プレーオフシリーズ」の仕組みとは
2018年8月21日(火)午後7:10
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先週のウィンダムチャンピオンシップで2017-18レギュラーシーズンが終了したPGAツアー。次戦の「ザ・ノーザントラスト」からは、PGAツアーのシーズンチャンピオン・年間王者を決める「FedExCup(フェデックスカップ)プレーオフシリーズ」が始まります。
日本からは松山英樹と小平智が出場。さらに直近のメジャー2大会で優勝争いをみせたタイガー・ウッズも参戦するということで、例年にない盛り上がりを見せることになりそうです。
そして、プレーオフシリーズは全4大会。各トーナメントを消化するごとに、ポイントランキング順に125名→100名→70名→30名と絞られていきます。
<2017-18シーズンのプレーオフシリーズ>
第1戦 ザ・ノーザントラスト 125名
第2戦 デルテクノロジーズチャンピオンシップ 100名
第3戦 BMWチャンピオンシップ 70名
第4戦 ツアーチャンピオンシップ 30名
プレーオフ4大会の優勝ポイントはなんと2000ポイント。メジャー大会よりも高い、レギュラーシーズン大会4勝分のポイントが付与され、順位でポイントランキングは大きく変動します。
ちなみにプレーオフシリーズ直前のポイントランキングは以下の通り。
<FedExCupポイントランキング(8/19現在)>
1位 ダスティン・ジョンソン
2位 ジャスティン・トーマス
3位 ブルックス・ケプカ
4位 ジャスティン・ローズ
5位 ババ・ワトソン
6位 ジェイソン・デイ
7位 ウェブ・シンプソン
8位 フランチェスコ・モリナリ
9位 ブライソン・デシャンボー
10位 パトリック・リード
20位 タイガー・ウッズ
76位 松山英樹
77位 小平智
トップのダスティン・ジョンソンはシーズン3勝で2717ポイント。しかし、プレーオフシリーズの1戦で優勝すれば一気に2000ポイント稼げますので、場合によっては「逆転につぐ逆転」というスリリングな展開もおこりえます。
松山と小平も、現状では第2戦以降に進むためには初戦の上位フィニッシュは必須ですが、ポイントレートが高いので、最終戦までたどり着ける可能性は十分にあります。
最終戦を終えた時点で、ポイントランキング最上位の選手に、PGAツアー年間王者の栄冠と、1000万ドル(約11億円)というビッグボーナスが与えられます。
昨年の年間王者はシーズン5勝をあげたジャスティン・トーマス。2016年はローリー・マキロイがプレーオフシリーズで2勝を挙げて逆転で年間王者になっています。そのほか歴代王者をみると、ジョーダン・スピース、ヘンリク・ステンソン、唯一の複数回王者であるタイガー・ウッズなど実力者の名前がズラリ。
ちなみに、過去最大の「下克上」を果たしたのは、2014年のランキング69位でプレーオフシリーズに臨んだビリー・ホーシェルです。
<FedExCupの歴代年間王者>
2017 ジャスティン・トーマス
2016 ローリー・マキロイ
2015 ジョーダン・スピース
2014 ビリー・ホーシェル
2013 ヘンリク・ステンソン
2012 ブラント・スネデカー
2011 ビル・ハース
2010 ジム・フューリック
2009 タイガー・ウッズ
2008 ビジェイ・シン
2007 タイガー・ウッズ
全てのプレーヤーに年間王者の可能性が残された「FedExCupプレーオフシリーズ」。PGAツアー年間王者の栄誉と、1000万ドルの高額ボーナスが獲得できるチャンスが最終戦まで残されているフォーマットは、選手たちのモチベーションを大いに刺激しており、今年も熱い戦いとなるのは間違いないでしょう。
日本からは松山英樹と小平智が出場。さらに直近のメジャー2大会で優勝争いをみせたタイガー・ウッズも参戦するということで、例年にない盛り上がりを見せることになりそうです。
プレーオフシリーズ4戦はノックダウン方式 125名から30名へ
「FedExCup」とは、2007年から始まったPGAツアーのシーズンで競うポイントレース。スポンサーは世界的物流会社の「FedEx」です。各大会ごとに順位によってポイントが割り振られ、通常の大会では優勝者に500ポイント。マスターズ・全米オープンなどのメジャー大会や、PGAツアーの旗艦大会であるザ・プレーヤーズチャンピオンシップでは600ポイント、WGC(世界ゴルフ選手権)では550ポイントが割り振られます。レギュラーシーズン終了時点で、FedExCupポイントランク125位以内の選手には、来シーズンのPGAツアーシード権が与えられます。そして、プレーオフシリーズは全4大会。各トーナメントを消化するごとに、ポイントランキング順に125名→100名→70名→30名と絞られていきます。
<2017-18シーズンのプレーオフシリーズ>
第1戦 ザ・ノーザントラスト 125名
第2戦 デルテクノロジーズチャンピオンシップ 100名
第3戦 BMWチャンピオンシップ 70名
第4戦 ツアーチャンピオンシップ 30名
プレーオフ4大会の優勝ポイントはなんと2000ポイント。メジャー大会よりも高い、レギュラーシーズン大会4勝分のポイントが付与され、順位でポイントランキングは大きく変動します。
ちなみにプレーオフシリーズ直前のポイントランキングは以下の通り。
<FedExCupポイントランキング(8/19現在)>
1位 ダスティン・ジョンソン
2位 ジャスティン・トーマス
3位 ブルックス・ケプカ
4位 ジャスティン・ローズ
5位 ババ・ワトソン
6位 ジェイソン・デイ
7位 ウェブ・シンプソン
8位 フランチェスコ・モリナリ
9位 ブライソン・デシャンボー
10位 パトリック・リード
20位 タイガー・ウッズ
76位 松山英樹
77位 小平智
トップのダスティン・ジョンソンはシーズン3勝で2717ポイント。しかし、プレーオフシリーズの1戦で優勝すれば一気に2000ポイント稼げますので、場合によっては「逆転につぐ逆転」というスリリングな展開もおこりえます。
松山と小平も、現状では第2戦以降に進むためには初戦の上位フィニッシュは必須ですが、ポイントレートが高いので、最終戦までたどり着ける可能性は十分にあります。
最終戦はポイントリセット!最後まで白熱した戦いに
最終戦の「ツアーチャンピオンシップ」まで勝ち進んだ30名は、それまでの獲得ポイントがリセット。1位=2000ポイントから順位に応じてポイントが新たに配分されます。このポイントリセットによって、圧倒的大差のない緊迫した状況で選手たちはプレーすることになります。最終戦を終えた時点で、ポイントランキング最上位の選手に、PGAツアー年間王者の栄冠と、1000万ドル(約11億円)というビッグボーナスが与えられます。
昨年の年間王者はシーズン5勝をあげたジャスティン・トーマス。2016年はローリー・マキロイがプレーオフシリーズで2勝を挙げて逆転で年間王者になっています。そのほか歴代王者をみると、ジョーダン・スピース、ヘンリク・ステンソン、唯一の複数回王者であるタイガー・ウッズなど実力者の名前がズラリ。
ちなみに、過去最大の「下克上」を果たしたのは、2014年のランキング69位でプレーオフシリーズに臨んだビリー・ホーシェルです。
<FedExCupの歴代年間王者>
2017 ジャスティン・トーマス
2016 ローリー・マキロイ
2015 ジョーダン・スピース
2014 ビリー・ホーシェル
2013 ヘンリク・ステンソン
2012 ブラント・スネデカー
2011 ビル・ハース
2010 ジム・フューリック
2009 タイガー・ウッズ
2008 ビジェイ・シン
2007 タイガー・ウッズ
全てのプレーヤーに年間王者の可能性が残された「FedExCupプレーオフシリーズ」。PGAツアー年間王者の栄誉と、1000万ドルの高額ボーナスが獲得できるチャンスが最終戦まで残されているフォーマットは、選手たちのモチベーションを大いに刺激しており、今年も熱い戦いとなるのは間違いないでしょう。
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8月23日(木)~8月26日(日)