レッスン
イメージしたところにボールを落とす 平石武則プロの練習法
2018年4月6日(金)午後0:58
「プロゴルファーはショートゲームが上手い」。アマチュアゴルファーの方と一緒にラウンドをすると、必ずといっていいほどそんなお褒めの言葉をいただきますが、何も「プロだから上手い」というわけではありません。
プロゴルファーとして生きていくためには、アプローチの精度、パッティング技術は必要不可欠で、それを手に入れるためにすべてのプロゴルファーが必死で練習を積んでいます。つまり、ショートゲームの上手さは努力の賜だということ。このことからもわかるように、アマチュアの皆さんも上手くなりたければそれなりの練習を積むことが必要です。
特にアマチュアの皆さんに不足しているのは、芝の上で打つ練習。打ちっ放し練習場のマットでの練習が無駄だとは言いませんが、芝の上から練習できる機会があれば、そのチャンスを逃さないようにしましょう。たとえば、ラウンドでコースを回るときなどは、事前にアプローチ練習場があるかどうかを確認。もし、設備が整っているのなら、スタートの1時間以上前に行って、しっかり練習を積むことをオススメします。
さて、アプローチの練習方法ですが、それほど難しいことをする必要はないと思います。私自身、18歳でゴルフを始め、すせにゴルフ歴は40年を超えましたが、アプローチに関しては、この40年間、ほぼ同じ練習を繰り返しています。
その練習とは、番手によって球の高さを揃えることと、イメージしたところにボールを落とすことです。
たとえばSWならSWの球の高さがあるわけですが、それがいつもと同じ高さになっているかどうか? また、何球打っても同じ高さになっているかどうかを確認します。次に、SW、PS、PWの3本で、自分が設定した落としどころにきちんと落とせるかどうかを確認。それがきちんとできるようになるまで練習を重ねます。
この練習において重要なのは、転がりやスピンは気にしないこと。何故なら、転がりやスピンはライやグリーンの状態によって変わってくるものだからです。
大事なのは、いかに自分のイメージ通りにボールを運ぶか。私が40年間やってきた練習法をぜひ一度試してみてください。
平石武則(ひらいし・たけのり)
1960年2月26日兵庫葉生まれ。高校時代は東洋大姫路高野球部野球部に所属し、77年夏の甲子園で優勝。ゴルフを始めたのは高校卒業後で、83年にプロ入り。初優勝は01年8月の久光製薬KBCオーガスタ。夏に強いゴルファーとして知られた。シニアツアーでも活躍し、15年の日本シニアオープンで初のメジャータイトルを獲得。
プロゴルファーとして生きていくためには、アプローチの精度、パッティング技術は必要不可欠で、それを手に入れるためにすべてのプロゴルファーが必死で練習を積んでいます。つまり、ショートゲームの上手さは努力の賜だということ。このことからもわかるように、アマチュアの皆さんも上手くなりたければそれなりの練習を積むことが必要です。
特にアマチュアの皆さんに不足しているのは、芝の上で打つ練習。打ちっ放し練習場のマットでの練習が無駄だとは言いませんが、芝の上から練習できる機会があれば、そのチャンスを逃さないようにしましょう。たとえば、ラウンドでコースを回るときなどは、事前にアプローチ練習場があるかどうかを確認。もし、設備が整っているのなら、スタートの1時間以上前に行って、しっかり練習を積むことをオススメします。
さて、アプローチの練習方法ですが、それほど難しいことをする必要はないと思います。私自身、18歳でゴルフを始め、すせにゴルフ歴は40年を超えましたが、アプローチに関しては、この40年間、ほぼ同じ練習を繰り返しています。
その練習とは、番手によって球の高さを揃えることと、イメージしたところにボールを落とすことです。
たとえばSWならSWの球の高さがあるわけですが、それがいつもと同じ高さになっているかどうか? また、何球打っても同じ高さになっているかどうかを確認します。次に、SW、PS、PWの3本で、自分が設定した落としどころにきちんと落とせるかどうかを確認。それがきちんとできるようになるまで練習を重ねます。
この練習において重要なのは、転がりやスピンは気にしないこと。何故なら、転がりやスピンはライやグリーンの状態によって変わってくるものだからです。
大事なのは、いかに自分のイメージ通りにボールを運ぶか。私が40年間やってきた練習法をぜひ一度試してみてください。
平石武則(ひらいし・たけのり)
1960年2月26日兵庫葉生まれ。高校時代は東洋大姫路高野球部野球部に所属し、77年夏の甲子園で優勝。ゴルフを始めたのは高校卒業後で、83年にプロ入り。初優勝は01年8月の久光製薬KBCオーガスタ。夏に強いゴルファーとして知られた。シニアツアーでも活躍し、15年の日本シニアオープンで初のメジャータイトルを獲得。
(この記事は、夕刊フジ 2018/3/29発売号より転載しています)
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