3週前に行われた米女子ツアーのホンダLPGAタイランドで、ツアー通算5勝目を挙げたジェシカ・コルダ（米）だが、去年のオフに顎の手術をしており、上顎の3か所、下顎の2か所に亀裂を入れ、27個のスクリューで固定するという大手術だった。

　噛み合わせが悪く、ここ数年は頭痛に悩まされ「ムードが最悪。すごく明るかったのに」と性格を変えてしまうほど。しかし、今では「前より幸せで、落ち着いている」と前向きになっている。

　この変化がプレーにも表れており、出場中のバンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ2日目を終えて、トップと2打差6位タイと好位置で週末を迎える。

「（手術前は）ボロボロだった。いろいろあったから、とにかく忘れたい。痛みが無いということだけを考える。周りは”よく乗り越えた”と言ってくれる。私はただ前に進むだけ」とコルダは今季2勝目に向けて、明るい気持ちで残り2日間を戦う。