上原&野村が12位タイ浮上! 欧州勢上位独占
2014年2月14日(金)午後6:08
欧州勢がリーダーボードの上位を席巻する中、上原彩子&野村敏京の日本勢もリーダーボードを駆け上がった。
米女子ツアーのISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンは現地時間14日、オーストラリアのザ・ビクトリアGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。“スウェーディッシュ・バイキング”の異名を取るキャロライン・ヘドバル(スウェーデン)がホールインワンあり、イーグルありの豪快な内容で7アンダー65と爆発。通算11アンダーとし、前日のトーナメントリーダーで世界ランク1位奪還を目指すスーザン・ピーターセン(ノルウェー)に1打差の単独トップに躍り出た。
本命のピーターセンも期待通り4つスコアを伸ばしたが、“スウェーディッシュ・バイキング”の勢いに押され単独2位に後退。「どんなトーナメントでも勝つためにプレーしている」という強気のピーターセンだけに、今後北欧勢同士の対決から目が離せなくなりそうだ。
その他上位陣は、通算9アンダー単独3位に地元のティーンエージャーでアマチュアのリー・ミンジ(豪)がつけ、通算8アンダー4位タイにリディア・コ(ニュージーランド)とこの日のベストスコア8アンダー64を叩き出したアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)の他、ホリー・クライバーン(英)がつけている。
さらに開幕2連勝を狙う2年前の今大会チャンピオン、ジェシカ・コルダ(豪)は通算7アンダーでポーラ・クリーマー(米)、モーガン・プレッセル(米)らと並び7位タイ。前週欧州ツアーでメジャーツアー優勝を飾ったタイガー・ウッズ(米)の姪シャイアン・ウッズ(米)は初日100位タイと出遅れたものの、この日7アンダー65をマークして20位タイで楽々予選をクリアしている。
一方、日本勢も躍進した。ともに25位タイからスタートした上原と野村が仲良く4アンダー68の好スコアをマークし、通算6アンダーまでスコアを伸ばすと、首位のヘドバルに5打差ながら12位タイに浮上した。
午前中の組でプレーした上原は正確なティーショットと好調なパッティングを武器に前半4バーディ(1ボギー)を量産すると、後半やや勢いを欠いて1バーディにとどまったが、週末の上位争いが楽しみな位置に浮上。また、野村も粘り強いプレーで5バーディ、1ボギーにまとめ、念願の初勝利を狙えるポジションを確保している。
本命が上位をキープし注目のコやシャイアン、さらに日本勢が華を添えるリーダーボード。今後の展開がますます楽しみになってきた。