S.ルイス地元で劇的逆転V! 日本勢最高は野村の31位タイ
2014年6月30日(月)午前10:10
2週連続優勝を狙ったミッシェル・ウィー(米)が失速をする中、地元の大学出身で世界ランク1位のステイシー・ルイス(米)が劇的な逆転優勝を飾った。
米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権は現地時間29日、アーカンソー州のピナクルCCを舞台に荒天サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。第2ラウンド終了時点でウィーに4打差の7位タイにつけていたルイスが最終ラウンドで6アンダー65の好スコアをマークし通算12アンダーで逆転V。今季3勝目を達成した。
地元のギャラリーの前で最終18番を見事バーディで締めくくったルイスは「地元だからこそのプレッシャーが大きかったけれど、最高の終わり方が出来て良かったです」と満面の笑み。前週の全米女子オープンであと一歩及ばずウィーに勝利を譲り2位に終わった雪辱をわずか1週間後に果たした格好だ。
そのルイスに1打差の2位タイにリディア・コ(ニュージーランド)、クリスティー・カー(米)、アンジェラ・スタンフォード(米)の3人が入り、通算10アンダー単独5位にリュウ・ソヨン(韓)。ウィーは結局最終ラウンドに2つスコアを落とし通算8アンダー8位タイに終わっている。
日本勢は第2ラウンドの最終ホールにバーディを奪い、滑り込みで予選突破を果たした野村敏京が最終ラウンド、5バーディ、1ボギーの4アンダー67の好スコアをマーク。通算4アンダーとし、第2ラウンド終了時の55位タイから31位タイに順位を上げ日本勢最高位でのフィニッシュとなった。
また予選を44位タイでクリアした宮里美香は3バーディ、3ボギーのイーブンパー71とスコアを伸ばせず、通算1アンダー54位タイで終戦。「前半から良いゴルフが出来てバーディが先行したんですけれど、後半もったいないボギーがあって…。パットさえ決まればもっとスコアを伸ばせていたのですが」と悔しがった宮里。攻めのゴルフを貫いたが、見た目以上に重いグリーンに苦しめられた格好だった。
一方、この日第2ラウンドの残り5ホールを消化した宮里藍は、17番のバーディでカットラインにあと1打と迫り予選突破に望みを繋いだが、バーディが欲しかった最終18番パー5はパー止まり。通算1オーバー(74位タイ)でわずか1打に泣き、出場3試合連続予選落ちに終わった。歴代チャンピオンのひとりとして挑んだ今大会だったが、やはり春先から苦しんでいるパッティングが復調せず無念の結果となった。
有村智恵、上原彩子の“デビュー2年目コンビ”はともに通算4オーバー(103位タイ)。カットラインに4打足りずこちらも決勝ラウンド進出を逃している。