勝って五輪にエール送りたいS.ピーターセン 上原、野村も参戦
2014年2月12日(水)午後0:03
ロレックスランキング(女子世界ランキング)2位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が、ソチ五輪での仲間たちの活躍をエネルギーに変えて、No.1の座に近づこうとしている。
現地時間13日開幕の米女子ツアー今季第2戦、ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン(豪、ザ・ビクトリアGC)に参戦するピーターセン。現在同ランク1位のインビー・パーク(韓)は欠場とあって、結果を出せば大きく頂点に近づけるだけにこのチャンスをつかもうと燃えている。その背景にあるのが、現在ロシアで行われているソチ冬季五輪だ。
ウインタースポーツの盛んなノルウェー出身とあって、毎晩テレビにくぎ付けになって仲間たちの応援をしている。「スコットランド人が手にゴルフクラブをもって生まれてくると言われるように、ノルウェーの子供たちは足にスキーをはいて生まれてくると言われるの。それに小さな国だから、種目は違ってもアスリート同士はすごく仲がいい。オリンピックに出ている選手の多くも友達だから、それを見るのは楽しい。自分がリオ(五輪=2016年開催)でプレーするのが待ちきれない」と、興奮気味に口にした。シーズン初戦となる今大会に勝って、五輪で奮闘する仲間たちにエールを送りたいところだ。
予選ラウンドでは、地元のスーパースターでありながら、大会9勝という世界新記録がかかった先週の欧州&豪州女子ツアー共催のボルビックRACVレディスマスターズで過少申告というミスを犯し失格となったカリー・ウェブ(豪)と、ロレックスランク3位のステイシー・ルイス(米)と一緒にプレーするとあって、一番注目の組になるのは間違いない。
ピーターセンの“対抗馬”は好調が続くジェシカ・コルダ(米)だ。米ツアー今季開幕戦のピュアシルク・バハマLPGAクラシックで優勝し、先週は欧州ツアーでも8位タイと上位でフィニッシュしている。一昨年ツアー初優勝を飾った験の良い大会で、開幕から2試合連続Vを目論んでおり、こちらも侮れない。
欧州ツアーで優勝したばかりのタイガー・ウッズ(米)の姪っ子シャイアン・ウッズ(米)や、リディア・コ(ニュージーランド)、ポーラ・クリーマー(米)、ヤニ・ツェン(台)らの実力者に加え、日本勢は上原彩子、野村敏京の2人が参戦。シーズン序盤での結果を求めてプレーする。