GOLF GEAR CLIP #3 生まれ変わったブリヂストンゴルフ
2015年6月21日(日)午後6:30
ギアマニア必見の新コーナー「GOLF GEAR CLIP」
ゴルフ談義で盛り上がる一つが“ギアの話"。ここではプロのスペック、ニューモデルの特徴、ギア開発の裏話などGOLF NETWORK PLUSならではのギア情報をお届けしていきます。
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#3 生まれ変わったブリヂストンゴルフ
98年に登場したブランド「TOURSTAGE」。
多くのトッププロたちがこぞって使用し、丸山茂樹のPGAツアーでの優勝や伊澤利光の2001年マスターズ4位など、内外で多くの栄光を手にしてきました。
2000年代なかばからは、宮里藍、有村智恵、池田勇太といった次世代のスターが登場。プロの活躍を背景に、「TOURSTAGE」は多くのゴルファーの支持を受けてきました。
また、現在世界ランキング9位のマット・クーチャーをはじめ、ブランド・スネデカー、フレッド・カプルスら海外プレーヤーも同社のギアを愛用するなど、アメリカでも人気を集めています。
そして今年、ワールドワイドブランドとして生まれ変わり、新ブランドとして誕生したのが「BRIDGESTONE GOLF(ブリヂストンゴルフ)」。ドライバーからFW、ユーティリティー、そしてアイアンにウェッジとフルラインナップ。もちろん、以前から日本国内でも販売されていたボールも揃っています。
日本発、世界基準
2010年にフェデックスカップランキングで2位に入ると、この5年間は2012年を除きいずれも10位以内に入るなどPGAツアーを代表するプレーヤーとして有名なマット・クーチャー。今季も24試合に出場し、RBCヘリテイジの優勝を含む13試合でトップ10フィニッシュを果たすなど抜群の安定感を誇ります。
「一番良いゴルフ製品を使いたい」とギアへのこだわりも強いクーチャーですが、2000年に同社と契約。日本のみならず、海外では契約メーカーが変わることは良くありますが、10年以上に渡り「BRIDGESTONE GOLF」を愛用しています。「クラブはとても優れていて、アイアンもドライバーもウェッジも気に入っている。特にボールは最先端の技術を使っている」と高く評価すると共に、日本メーカーながら米国でのサポート体制が充実していることも長年に渡り支持されている要因かもしれません。
そんな日本発、世界基準の「BRIDGESTONE GOLF」。今、最注目のブランドです。
強弾道を生むパワーミーリング
「TOURSTAGE」使用プロも続々と新ブランドにスイッチ。
白熱するツアー後半戦を戦っています。
先日行われた「ANAオープン」では、宮本勝昌プロが「J15 CB」アイアンと「TOUR B330S」ボールを使用し、プレーオフの末、四年ぶりの勝利を手にしました。
今季の前半戦は思うような結果が出ていなかった池田勇太も8月以降は復調の兆しを見せています。
8月の「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」で7位タイに入ると、翌週の「フジサンケイクラシック」では優勝争いに加わり、惜しくも今季初優勝とはならなかったものの4位タイと今季ベストフィニッシュ。先日の「トップ杯東海クラシック」では最終日に「67」と猛チャージをかけ、5位タイに急浮上するなど、調子は上向きです。10月には相性の良い「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」を控えています。2009年、2010年と連覇を果たしている同大会。新たなギアを手にホストプロとして地元千葉県でどのようなプレーを見せてくれるのか期待が高まります。
早くもその実力を発揮している「ブリヂストンゴルフ」。
新生「ブリヂストンゴルフ」の第一弾となるドライバーが、「J715」です。
池田勇太もこの「J715」を使用。最新のドライビングディスタンスは292.62Yでツアー10位につけるなど、その飛距離にも注目が集まっています。
このドライバーの大きな特徴がフェース面に施された"パワーミーリング"。
ブリヂストン中央研究所との共同研究により生まれた、このフェースデザインは、タイヤの高速接地現象解析で培った予測技術と可視化技術を、ゴルフにも適用することで、インパクトで発生するボールのバックスピンを低減する効果があります。
ブリヂストンならではの操作性の高さをキープしたまま、低スピンの強弾道による飛距離アップを実現しています。
【関連リンク】 10月新スタート「ゴルフdata!でスコアアップ池田勇太編」
Be your Best.
これまでのツアーステージから、どう変わったか、ユーザーなら気になるところ。
ツアーステージは、プロが使用するモデルとして、競技志向のシリアスゴルファーに評価を受けてきたブランドです。ドライバーであれば、操作性が高く、ボールも低く抑えられたモデルが特徴でした。球筋としては、フック系を嫌がる層に支持されていました。
今回の「J715」ドライバーもかなりのディープフェースで、いかにもプロ向けといった雰囲気。特に小ぶりな「J715 B5」は、市場の多くのドライバーの中でももっともフェースに厚みがあるモデルのひとつです。
しかし、実際に打ってみるとボールは上がりやすく、ヘッドの捕まりが非常に良いのが印象的。球筋としてはドローになりやすく、スライサーでも十分使える仕様になっています。
これまでツアーステージを使用していたような、ヘッドスピードが速く、フック系が持ち球のゴルファーなら硬めのシャフトを選択すると好結果になりそうです。ボールが上がりすぎる場合は、別売りのアジャスタブルカートリッジを活用して、ウェイトをフェース寄りにすると、高さを抑える事ができます。
プロ・上級者だけでなく、ジュニアから女性、シニアまで、幅広いゴルファーに最高のゴルフ体験を提供してくれる「ブリヂストンゴルフ」。
かつてのツアステユーザーはもちろん、多くのゴルファーが結果を残せるクラブに仕上がっています。