選手会長宮里優作が地元沖縄でメジャー制覇!賞金ランク1位で全英行きの可能性も
2017年5月14日(日)午後8:30
国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」最終日、第3ラウンドを終えて首位の2打差でスタートした宮里優作が8バーディ、2ボギーの「66」と爆発。通算12アンダーで「中日クラウンズ」に続いてツアー2戦連続で優勝。地元沖縄 県「かねひで喜瀬カントリークラブ」で開催された今大会。兄の聖志、妹の藍が見守る中、メジャー制覇を成し遂げた。
まさに圧巻のプレーだった。1番スタートホールでバーディ発進を決めると勢いそのままに、2番、4番、5番、6番、9番と前半で6バーディを奪い後続を突き放す。
バック9に入っても常に落ち着いたプレーで12番パー5で確実のバーディを奪うと、13番では距離のあるバーディパットを沈めて優勝を確実なものに。最終結果は2位のブラッド・ケネディに3打差をつけての優勝。
ギャラリーから大歓声を受けて優勝した宮里は「本当に信じられない、夢を見ているような気分です。たくさん応援に来てくれていたので頑張ろうと思った」とコメント。
メジャー制覇へと繋がった地元の声援については「やっぱり指笛は良いですね。兄の聖志も妹の藍ちゃんも沖縄で勝っていて、自分だけ勝っていなかったので今大会はどうしても勝ちたかった」と沖縄への想いを語った。
選手会長として「ツアー改革」を目指して奔走してきた宮里。2016年に就任した際には「選手会長としての仕事よりやっぱりプレーが一番。自分の成績を出すことがツアー全体の盛り上がりに繋がる」と話していたが、選手会長2年目にして有言実行となった。
今大会で優勝した宮里は賞金3,000万円を獲得して、賞金ランキング1位に躍り出た。
開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」から「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」までの9試合の獲得賞金を合わせた賞金ランキングの上位2名に「全英オープン」の出場権が与えられるため、宮里優作にも「全英オープン」出場の可能性が高くなった。
今大会のキャッチフレーズは「琉球から、日本を沸かせ」。今季2勝、国内メジャーでもその強さを発揮した宮里が海外メジャーで活躍する姿を期待したい。
【最終日成績】
優勝 宮里優作(-12)
2位 ブラッド・ケネディ(-9)
3位 小平智(-8)
3位 谷口徹(-8)
5位 今平周吾(-7)
5位 カン・キョンナム(-7)
(写真提供:JGTO)
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