過去に伊澤、丸山らが優勝へあと一歩のところまで迫った難関リビエラに松山が挑む!
2017年2月13日(月)午後6:05
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「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で日本人最多となるPGAツアー4勝目を挙げた松山英樹。優勝記者会見では「丸山さんの3勝を早く超えたいと思っていたので、ここで超えることができてうれしい。」とコメントとした。
その丸山茂樹が優勝へあと一歩のところまで迫ったのが、今週の「ジェネシスオープン」の舞台である名門リビエラCCで開催された2004年の「ニッサンオープン」だ。
2001年にPGAツアー初優勝を飾った丸山は、2002年、2003年と毎年1勝を重ねて通算3勝まで勝ち星を伸ばしていた。迎えた2004年の「ニッサンオープン」、丸山はマーク・ウィアと優勝争いを繰り広げる。
初日、2日目と首位をキープした丸山だったが、3日目にイーブンパーとスコアを伸ばすことができず首位のウィアと5打差で最終日を迎える。逆転優勝を狙う丸山は後半に入って猛チャージ。16番で首位のウィアを捉え、勝負の行方は最終18番ホールまで縺れこんだが、最終ホールで丸山は痛恨のボギー。対するウィアはパーセーブで逃げ切り、丸山は1打及ばず2位で大会を終えた。
2004年ニッサンオープン最終日の丸山茂樹、キャディは今年の中継で現地リポーターを務める杉澤伸章
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その3年前の2001年には伊澤利光を含む6人のプレーオフとなった大会とても有名。トップと7打差で最終日をスタートした伊澤だったが、最終日に猛チャージを見せ首位に並ぶ。前代未聞の6名によるプレーオフは18番ホールで行われたが、ロバート・アレンビーだけがバーディパットを沈めて、1ホールで決着した。
伊澤利光や丸山茂樹らの手に汗握る優勝争いは日本人ファンの記憶にも残っていることだろう。そんな日本人にとっての馴染みのあるリビエラCCで開催される今年の「ジェネシスオープン」、何と言っても注目は2戦連続優勝の期待がかかる松山英樹だ。
過去3度の出場経験がある松山は毎年安定した成績をおさめている。
【松山英樹 リビエラCCでの戦績】
2016年 11位T(-8)
2015年 4位T(-5)
2014年 23位T(-5)
昨年、トップと3打差の10位タイから逆転を狙った松山は、5バーディ、6ボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバー72とスコアを落とし、通算8アンダー11位タイで大会を終えた。
ホールアウト後には「良い流れが来そうな時にボギーを打ってしまって、自分から苦しい展開にしてしまった。これだけパットを外してこの位置にいられるというのは、コースの相性もあるが、良い状態で自信を持ってやれる時がくると最終ホールまで競ることが出来ると思う。」と悔しさを滲ませた。
PGAツアー4勝を挙げ、フェデックスカップランキング1位で迎える今年、優勝候補の1人である松山。難関リビエラCCでの日本人初制覇となるか注目だ。
昨年の予選ラウンドではローリー・マキロイ、マット・クーチャーらと同組となり話題を集めた。今年はどんなペアリングとなるのか、予選ラウンドから目が離せない。
松山英樹2戦連続優勝へ!ジェネシススオープン予選ラウンド独占生中継
「ジェネシスオープン」予選ラウンドはゴルフネットワークで独占生中継!決勝ラウンドはNHK BS1とのリレー中継でフルカバー。
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(写真:Getty Images)