松山、初のアンダーパーもグリーン上で苦戦 「パットの練習が足りないのかな」
2016年1月16日(土)午後1:42
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元世界No.1のタイガー・ウッズ(米)が主催するチャリティイベント、ヒーロー・ワールド・チャレンジが現地時間5日、バハマのアルバニーを舞台に第3ラウンドの競技を終了。松山英樹は2アンダー70でのラウンドとなった。
全18選手中最下位からスタートした松山は、5番パー3で約5メートルを沈めてバーディが先行。その後は11ホールにわたってスコアカード通りのプレーが続いたが17番パー3でもバーディを奪取し、2バーディ、ノーボギーでホールアウトとなった。
通算2オーバーで最下位脱出とはならなかったが、今大会初となるアンダーパーでのラウンドとなり「「フェアウェイを捉えていたし、良いショットもあればミスショットもあって、そのなかでバーディチャンスもたくさんあったが決め切れなかったのが2アンダーで終わった原因」と振り返った松山。グリーン上で苦戦するシーンが目だったが「芝のコンディションは気にしていない。ちょっとずつ試行錯誤しながら、良い感じでスタートはできていたが決め切れなかった。どうすれば良いのかなと迷い中」と、パッティングで良い感触が得られていないようだ。
「ショットは良いきっかけがあればすぐに良くなる」と語った一方で「パットは練習をしないとストロークが上手く出来ないところがある。パットの練習が足りないのかなと思う」と話し「まだオーバーパーなので、アンダーパーまで戻せるように、明日の朝までに練習したい」と今年最後となる最終ラウンドでは猛チャージを狙う。
通算19アンダーの単独首位に立ち、優勝に王手をかけたのは世界ランキングNo.4のバッバ・ワトソン(米)。トップと1打差の4位タイから出ると、4番パー4でフェアウェイからの2打目を直接沈めてイーグルとするなど、前半を5アンダーでハーフターン。さらに後半も4つスコアを伸ばし、ノーボギーの6アンダー「63」と圧巻のプレー。最終日も伸ばし合いとなることが予想されるが、リードを守り切ることは出来るだろうか。
トップと2打差の単独2位にポール・ケイシー(英)。通算16アンダー3位タイには、パトリック・リード(米)とクリス・カーク(英)がつけている。トップタイから出たジョーダン・スピース(米)は5バーディ、1ボギーの4アンダー68で回りながらも、通算15アンダー5位タイに後退となっている。
「ヒーローワールドチャレンジ」は全ラウンド生中継!最終日の模様は6日(日)深夜2時?お届け!
1999年からスタートした大会。出場者は世界ランキング上位18名のみで、タイガー・ウッズが大会ホストを務める。 今年は初めてアメリカ本国を離れカリブ海のリゾート地、バハマで開催される。昨年大会では、ジョーダン・スピースが初日から独走。終わってみればエリートフィールドに対して10打差をつける圧勝劇を演じ、歴史的な快挙をいくつも成し遂げた2014-2015シーズンに弾みをつけた。相性の良い大会で、スピースが再び輝きを放つのか、注目だ!ホストのタイガーは腰の手術のため参加が厳しそうだが、松山英樹の2年連続出場は濃厚。今年の締めくくりにふさわしいビッグネームたちのプレーに注目だ。
写真提供:Getty Images