【動画】松山、前日に続き池ポチャで53位タイ 目標の「トータル10アンダー」に向けて猛チャージなるか
2016年4月17日(日)午後0:22
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世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-HSBCチャンピオンズが現地時間6日、中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。松山英樹は1オーバー73とスコアを落とし、通算イーブンパー53位タイで週末へ向かうこととなった。
初日を「71」の54位タイで終えていた松山だったが、アウトスタートとなったこの日は1番でボギー。さらに続く2番パー5では5オン、2パットのダブルボギーを喫するなど、前半は1オーバーで折り返す。バックナインの13番でも2打目を池に入れてダブルボギーを叩いたものの、14番、16番、18番でバーディを取り返し、4バーディ、1ボギー、2ダブルボギーでホールアウト。
前日に続き、池に苦しめられた1日となったが「昨日同様ショットが上手く打てなくて、チャンスが少なかった」とラウンドを振り返った松山。トップとは大きく差が開いており、まずは1つでも順位を上げることが目標となる。「ほんの少しのずれだと思うが、これだけミスが大きくなっている。どうやって波を小さくするか。なぜこうなったかを分かるためにも良いラウンドをしたい」と残り2日間のテーマを語った。最終的には「トータル10アンダーを目指したい」と目標を設定したが、まずはムービングサタデーで猛チャージとなるだろうか。
一方、42位タイから出た岩田寛はインスタートの15番から連続ボギーでスコアを落とすと、後半もノーバーディ、2ボギーと盛り返すことが出来ず。5オーバー77のラウンドとなり、通算3オーバー69位タイに後退。初日70位タイの小平智もノーバーディ、3ボギーの3オーバー75で通算5オーバー72位タイに沈んでいる。
リーダーボードのトップは通算14アンダーのケビン・キズナー(米)。前日に続くノーボギーの6アンダー66でラウンドし、初のビッグタイトルに向けて最高の位置で大会を折り返した。通算12アンダーの単独2位には「65」を叩きだしたラッセル・ノックス(スコットランド)、トップと4打差の単独3位にはブランデン・グレイス(南ア)がつけている。
世界ランキングNo.3のローリー・マキロイ(北アイルランド)はイーブンパー72とスコアを伸ばすことが出来ず、通算4アンダーで同No.2のジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)、ルーク・ドナルド(英)らと並び27位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのバッバ・ワトソン(米)は1オーバー73で通算3アンダー37位タイに後退している。
「WGC-HSBCチャンピオンズ」は全ラウンドダイジェスト放送!2日目の模様は6日(金)午後11時?お届け!
WGCシリーズ2015最終戦。欧州ツアープレーヤーにとっては「レーストゥドバイファイナルシリーズ」の2戦目となる。接戦となった昨年大会を制したのはババ・ワトソン。最終日上位陣が伸び悩む中、確実にスコアを伸ばしてプレーオフ進出、ティム・クラークを破っての優勝だった。日本から参戦した岩田寛は、最終ホールまで優勝争いに加わる活躍で3位タイフィニッシュ。今年の全米プロでの活躍を含めて、来季PGAツアーの出場権を手にしたきっかけとなった大会だ。
写真提供:Getty Images