【動画】松山、再びA.スコットとコンビに 8大会ぶりVのキーマンとなれるか
2016年1月30日(土)午前10:52
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2年に1度行われる米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)の対抗戦、ザ・プレジデンツカップ。その第11回大会が現地時間8日、韓国のジャック・ニクラウスGCコリアを舞台に開幕を迎え、日本勢で唯一出場の松山英樹はインターナショナルチームの一員としてジェイ・ハース主将率いる米国チームと対戦する。
ポイントゲッターとしての活躍が期待される松山は2大会連続2度目の出場。前回の2013年大会では1勝3分1敗という成績に終わったが、以降米ツアーで初勝利を挙げるなどその成長を結果で表し続けてきた。注目の初日は前回大会でもペアを組んだアダム・スコット(豪)とともにJ.B.ホームズ(米)&バッバ・ワトソン(米)ペアと対戦となり、第1試合からチームの先陣を切って戦う。
「前回は完全にアウェイの中で戦ったが、今回は日本ではなくても、どちらかと言うとホームで戦えるのでやりやすいはず。日本からもたくさんの人が応援に来てくれると思うが、しっかり勝ってそういう人たちに喜んでもらえればと思う」と松山。今大会は史上初のアジア開催ということもあり、地元韓国のベ・サンムンや開催地・仁川生まれのダニー・リー(ニュージーランド)らと同様にその活躍には大きな期待がかかっている。
しかし、米国チームが世界ランクトップ10の選手を5人擁するのに対し、インターナショナルチームはジェイソン・デイ(豪)の1人のみで、さらに世界ランク平均では米国チームの14.8位に対してインターナショナルチームは33.5位と数値上の戦力差は小さくない。それでも松山は「(米国チームは)すごく強いなという印象。1回勝った時は丸山さんの活躍無くしてはあり得なかったと思うので、誰かがそういう活躍をする必要がある。それを自分が出来るようしっかりやりたい」と1998年大会でMVPに輝いた丸山茂樹を引き合いに出しながら、勝利のキーマンを目指す強い意気込みを口にしている。
過去10大会の戦績を見ると、米国チームが8勝1敗1分と圧倒的に勝ち越し。ニック・プライス(ジンバブエ)主将率いるインターナショナルチームは唯一の白星を挙げた1998年大会以来となる勝利を目指す。世界王者ジョーダン・スピースをはじめ選手層の分厚い米国チームから、なんとしても8大会ぶりにトロフィを奪い返したいところだ。
なお、初日のフォーサム5マッチでは、ルイス・ウーストハウゼン&ブランデン・グレイス(ともに南ア)ペアがマット・クーチャー(米)&パトリック・リード(米)ペアと当たり、アニルバン・ラヒリ(インド)&トンチャイ・ジェイディ(タイ)ペアはリッキー・ファウラー(米)&ジミー・ウォーカー(米)ペアと対戦。デイ&スティーブ・ボウディッチの豪州ペアはベテランのフィル・ミケルソン(米)&ザック・ジョンソン(米)ペアと相対し、開催地・仁川生まれのダニー・リー(ニュージーランド)&マーク・リーシュマン(豪)はスピース&ダスティン・ジョンソン(米)ペアと激突する。
「ザ・プレジデンツカップ」4日間全ラウンド独占生中継!開会式の模様は本日7日(水)午後6時?放送!スマホ・PC・タブレットでも配信!
2年に1度行われる米国選抜と世界選抜の対抗戦。1994年に初開催されてから今年で11回目の開催だ。今年の開催コースは、韓国のジャック・ニクラウスGC。同大会がアジアで開催されるのは初となる。通算戦績は、米国選抜の8勝1分1敗と、世界選抜は大きく水をあけられる結果になっているが、全米プロでメジャー初制覇を達成したジェイソン・デイ、アダム・スコットら豪州勢、ルイ・ウーストヘイゼンら南アフリカ勢に加え、松山英樹なども加わり、かつてない戦力を誇る世界選抜は、過去最強との呼び声も高い。ジョーダン・スピース、ザック・ジョンソン、ジェイソン・デイ・・・今年の全英オープンで最終ホールまで優勝争いをした上位5名は、全員プレジデンツカップメンバーだ。ライダーカップをも上回るハイレベルな戦いとなるかもしれない!