【動画】パット好調の石川が暫定5位タイ好発進!「内容的にはまだまだいける」 岩田は暫定27位タイに
2015年9月20日(日)午前11:30
米男子ツアーの今季第2戦、シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州TPCサマリン)が現地時間22日に第1ラウンドの競技を行ったものの、午後6時8分に日没サスペンデッドが決定。石川遼は6アンダー65でトップと1打差の暫定5位タイ、岩田寛も4アンダー67で3打差暫定27位タイの好位置につけた。
前週の開幕戦で岩田とともに予選落ちを喫した石川は、出だし1番から6.4メートルを沈めてバーディ発進。これでリズムをつかんだか、直後2番でバンカーからの残り9メートル強を直接カップインさせると、べたピンにつけた3番でもきっちり伸ばして3連続バーディをマーク。立ち上がり3ホールのスタートダッシュで一気にリーダーボードを駆け上がる。
その後の6番でも約7メートルのバーディパットを決めるなど、この日はグリーン上での好調さが際立った石川。4アンダーで迎えた後半も、7メートル強を決め切った10番から立て続けに2バーディ、15番のバーディも長い距離をパターでねじ込んでみせた。直後の16番では2打目を池に入れてこの日唯一のボギーを叩いたものの、暫定ながらトップと1打差の好発進を切っている。
開幕戦では2日間トータルでマイナス2.055だったストローク・ゲインド・パッティングがこの日は3.002まで大きく改善。一方で、当の石川は「ドライバーの内容が今日も良かったことに手応えを感じる」とまっ先にドライバーの感触が良くなっていることに触れ、「とくに先週から変えてることはなくて、引き続き同じことに取り組んでるだけ。やってる感じの楽しさは先週と変わらないが、スコアは今日の方が良かった」と初日を総括した。
それと同時に、スコアメイクに大きく貢献したパッティングについては「先週からそんなに悪い感じはなかったが、微妙にテンポというかリズムが良くなかったのかなと。今日は1番で良いテンポで打てたパットが入ってくれたので、リズムがつかみやすかった」とコメント。「スコア的には明日も今日と同じスコアを目指していけると思う。パー5ではスコアを落としたし、内容的にはまだまだいけるはず」と2日目以降も好スコアが期待できそうだ。
今季からツアー本格参戦の岩田は、パープレーを続けて迎えた前半8番でバーディ先行。1アンダーで迎えた後半は10番からスコアを伸ばすと、15番からは立て続けに2バーディを重ね、4バーディ、ノーボギーと安定したラウンドで初日の競技を終えている。
7アンダーの暫定首位に並んだのはマイケル・トンプソン(米)、デビッド・ハーン(カナダ)、テイラー・オルドリッジ(米)、マーク・ハバード(米)の4人。石川やツアー3勝のライアン・パーマー(米)を含む11人が暫定5位タイ集団にひしめく。また、パワーランク(優勝予想)1位のリッキー・ファウラー(米)は1オーバー72で暫定113位タイと大きく出遅れ。開幕戦で新人ながらいきなりのツアー初優勝を挙げたエミリアーノ・グリーヨ(アルゼンチン)は、ブルックス・ケプカ(米)らとともに3オーバー74の暫定131位タイに沈んでいる。
「シュライナーズホスピタルフォーチルドレンオープン」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会2日目は10月24日(土)午前6時?生放送でお届け!
新シーズン2戦目。昨年大会では、単独首位で最終日スタートしたベン・マーティンが、前半苦しい展開を強いられるが、16番で値千金のイーグルを奪取、首位に返り咲き、ツアー初優勝を飾った。前週も3位タイと好成績を残した松山英樹は、今大会でも10位タイフィニッシュ。抜群の安定感を証明した。スタートダッシュを切るべく、若手選手たちはシーズン前半戦でフェデックスカップポイントを獲得しておきたい!